『アルピニスト』アークテリクスのシニアマネジャーからメッセージ
ドキュメンタリー映画『アルピニスト』のイベントが開催された。
世界的アルピニストのレジェンドたちからも一目置かれている命知らずの若きアルピニストがいた。彼の名はマーク・アンドレ・ルクレール。命綱なし、たった独り前人未到の挑戦ーー。世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を、命綱もつけず、たった独りで登る無謀なフリーソロという登山スタイルを貫いた彼は、SNS社会に背を向けながらも、不可能とされていた数々の世界の山脈の難所に挑み、次々と新たな記録を打ち立てていく。だが、そんな偉業を成し遂げながらも、名声を求めない彼の性格から世間的な知名度はほぼ皆無だった。
7月1日に渋谷の映画館ユーロスペースにて、アウトドアブランドのアークテリクスが主催する試写会イベントが開催。カナダのブリティッシュコロンビア州ノースバンクーバーに拠点を置くアークテリクスは、ルクレールとは縁があるブランド。高校卒業後、カナダでクライミングが盛んな街、ブリティッシュコロンビア州のスコーミッシュに移り住んだルクレール。彼がクライマーとして頭角を現していた頃、彼の類いまれなる才能にいち早く注目したのがアークテリクスのスポーツマーケティングを手がけるシニアマネジャーのジャスティン・スウィーニーだった。そこからアークテリクスとスポンサー契約を結んだルクレールは、彼らのサポートのもと、世界中の山々にチャレンジすることに。
本編上映前には、スウィーニーがこの日のために撮影したビデオメッセージが上映された。「マークからは多くのことを学んだし、成長する過程を傍らから見ることができたのは、わたし個人にとっても特別な体験でした。マークは既に若い頃から常軌を逸したレベルの類まれなるクライミングの才能と並外れた身体能力を持っていました。私達アークテリクスがブランドとしてマークの冒険をサポートするために全力を傾けたことは大きな喜びでした」と語ったスウィーニー。そして「この映画を観て、マークのユーモアのある個性、そして興味深い功績を楽しんでほしい」と日本の観客にメッセージを送った。
■公開情報
『アルピニスト』
TOHOシネマズ シャンテほかにて公開中
監督:ピーター・モーティマー、ニック・ローゼン
出演:マーク・アンドレ・ルクレール、ブレット・ハリントン、アレックス・オノルド
制作:レッドブルメディアハウス
配給:パルコ ユニバーサル映画
2021年/英語/アメリカ映画/G/93分/ビスタ/原題:The Alpinist
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