おいでやす小田、7月期ドラマで“みんなのおじさん”に 朝ドラで俳優としての地位を確立
小田がすごいのは声にインパクトがあるのに、どこにでもいる近所のおじさんとして風景に馴染めるところだ。はじめは“おいでやす小田”として見ているのに、次第に誰もが出会ったことのあるような“みんなのおじさん”になっていく。だけど、前掛けに書かれていた「キレの良い店」の文字通り、時折キレの良さを発揮し、持ち前の絶叫ツッコミをひなたら家族にもかましていた。役に憑依するタイプの“芸人俳優”もいるが、どちらかといえば小田は児嶋や角田のように芸人としての自分、俳優としての自分を両方バランス良く役に投影するタイプと言えるだろう。
そんな小田は『彼女、お借りします』でも冴えない大学生・和也(大西流星)の冴えない父親役に。一方、TBSドラマ初出演となる『石子と羽男』ではかなりメインの登場人物にキャスティングされている。小田が演じるのは蕎麦屋の店主・塩崎。主人公の一人である石子(有村架純)に一目惚れしてアプローチし続けているが、全く相手にされていないという役どころだ。小田がどんな愛の叫びを響かせるのか、期待したい。
ちなみにドラマ現場では、メイク中の小田の真後ろに立ち、鏡越しに目が合った瞬間に叫びながら楽屋を後にするという“おいでやす小田遊び”なるものが流行しているらしい。『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でも“おいでやす小田大好き芸人”というテーマが立てられるほど、愛され力が抜群でそこにいるだけで安心感がある彼はいま、バラエティに、ドラマにとあらゆるところで必要とされる存在だ。
■放送情報
金曜ドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』
TBS系にて、毎週金曜22:00~22:54放送
出演:有村架純、中村倫也、赤楚衛二、おいでやす小田、小関裕太、さだまさし
脚本:西田征史
演出:塚原あゆ子、山本剛義
プロデュース:新井順子
編成:中西真央、松岡洋太
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
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