佐藤寛太が盲目の青年、平祐奈がヒロインに 『Blind Mind』ゆうばり映画祭に出品決定
矢野友里恵監督による短編映画『Blind Mind』が、7月28日に開幕する「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022 スペシャルプログラム」に出品されることが決定。あわせてメインビジュアルと場面写真も公開された。
本作は、恋に無欲な盲目の青年とルッキズムに苦しむインフルエンサーの少女が、互いに見えない鎖をほどき合う小さな出会いの物語。盲目の主人公・満井祐を演じたのは、『軍艦少年』『いのちスケッチ』などに出演している劇団EXILEの佐藤寛太。外見至上主義にとらわれるヒロイン・仲道フミカを演じたのは、『キセキ ーあの日のソビトー』『恋は光』の平祐奈。
盲目の祐は、周囲の人々と関わりながら日常生活を送る。 恋に旺盛な同居人・ジェリーと対照的に、自分は恋とは無縁だと言い切る祐。 彼には、ジェリーの言う「美しい」がピンとこなかった。一方で、SNSインフルエンサーのフミカもまた、その言葉の檻に囚われていた。
共演に名を連ねたのは、モクタール、芦沢ムネト、アベラヒデノブ、椿原愛、原あや香、平井珠生、副島和樹。脚本は、『お耳に合いましたら。』(テレビ東京系)、『雪女と蟹を食う』(テレビ東京系)などで知られる灯敦生が、主演の佐藤に当て書きし、日本大学藝術学部映画学科の同級生である矢野監督のために書き下ろした。矢野監督にとって、本作が初監督作品となる。
公開されたメインビジュアルには、目玉焼きと主演の佐藤、平の姿が切り取られ、「心に形があったらいいのに。感触は嘘をつけない。」というキャッチコピーが添えられている。
コメント
佐藤寛太(満井祐役)
佐藤寛太です。
初めて芝居をした時から付き合いのある灯敦生さんと、近年共演させていただいて今作のオファーも快諾してくれた平祐奈さん。
友人たちとひとつの作品を創り上げる時間は普段のお仕事と違った喜びを感じました。
目に見えず、触れられない愛を信じる物語。
是非ご覧ください。
平祐奈(仲道フミカ役)
愛のあるチームで大切に時間をかけて作った作品が40分のショートフィルムに凝縮され、とてもお洒落な映像になっていると思います。あとはお客さんの想像力をお借りして作品に込めた思いを1人でも多くの方に受け取って貰える事を願っています。
矢野友里恵(監督・編集)
本作は、私と灯の学生時代の企画から始まり、2020年、準備を進めていく中で、寛太くんや祐奈ちゃん役者陣をはじめ、スタッフも私のとても尊敬する先輩など、いろんな方々が集まってくれました。私にとって、誰と作品を作るかはとても大事なことで、今回自主制作という形でできたこの環境、想いを、今後も忘れず作品を作っていきたいと思います。
皆さんに見ていただくのは、この映画に出てくる子たちの、ほんの一部を切り取った、短い作品です。人生は、何か小さいことが少しずつ動いていくことで、つながっていくと思います。普段は気づかないけど、その瞬間が素敵だと思います。そして、その前後にある人生、画面に映らない部分も想像していただけたらと思います。
灯敦生(脚本・プロデュース)
7年前に描いた物語が、これ以上ないキャスト・スタッフで映像化、そして皆様へ届くことに、まずは感謝しかありません。ハタチの頃、仲間とモノづくりがしたくて、大学同期の矢野監督、デビューからご一緒していた佐藤寛太さんに贈る気持ちで脚本しました。再始動は2020年。閉鎖と停滞の一年に、あの頃と同じ強い気持ちを共にできたこと。出逢いが日常にもたらす、小さな変化を描いた本作が、ご覧くださる皆様にとっても出逢いの一つになれば幸いです。
■公開情報
『Blind Mind』
7月28日より、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022」にて上映
出演:佐藤寛太、平祐奈モクタール、芦沢ムネト、アベラヒデノブ、椿原愛、原あや香、平井珠生、副島和樹ほか
監督・編集:矢野友里恵
脚本・プロデュース:灯敦生
撮影:武井俊幸
照明:田上直人、富谷颯輝
録音:柳田耕佑
カラリスト:有賀遼
音楽:soma
デザイン:Rak
2021/日本/カラー/アメリカン・ビスタ/5.1ch/37分
(c)2021Yurie Yano/Atsuki Tomori
公式サイト:https://www.blindmind-movie.com/
公式Twitter:https://twitter.com/blindmind_movie