『六本木クラス』初回はオリジナルに忠実な展開に 竹内涼真×香川照之の戦いが始まる
事故で信二をひき逃げしてしまった龍河。その彼の車のナンバープレートを優香が認識していたおかげで、新は彼が父親を殺したことを知る。雨が降る中殴りにいくと、その場で警察に止められ、今度はその際の暴行罪で逮捕されることに。留置所で再び対峙する新と茂。
「君の反省しない悪い癖を治してやりたい、そういう妙な意地が生まれてね」と話す茂は、再び彼に“息子への”土下座を求める。演じる香川の「土下座」といえば、日曜劇場『半沢直樹』(TBS系)での大和田役だ。この会長も、ことあるごとに土下座にこだわりを見せるキャラクターであり、ここに香川をキャスティングした制作陣がメタ的なドラマの楽しみ方を仕掛けたようにも感じる。キャストといえば、今回物語には全く関わりがなかったものの、冒頭シーンで登場した麻宮葵を演じる平手友梨奈のビジュアルを誉める声がSNSでは多く、第2話からの本格登場にも期待したいところだ。
謝れば示談する、と言う彼に対して「土下座するのはあんたの息子の方だろ」とキレる新。結果、彼は服役することに。一方、人を殺したことの恐ろしさに怯える龍河は罪の意識から、自分の行いを認め、父親に示談をするように求める。しかし茂は彼に罪を認めることを許さない。そのまま彼に鶏を無理やり殺させて、良心やモラルを破壊した。意思を曲げさせられて壊れてしまった龍河、服役してまで自分の意思を曲げなかった新の今後を見守りつつ、それぞれの役者の演技にも注目していきたい。
■放送情報
『六本木クラス』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00〜21:54放送
主演:竹内涼真、新木優子、平手友梨奈、早乙女太一、鈴鹿央士、香川照之、稲森いずみ、緒形直人、光石研、中尾明慶、矢本悠馬、さとうほなみ、近藤公園、田中道子
原作:チョ・グァンジン『六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~』(ウェブ漫画/電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」掲載中)、チョ・グァンジン/キム・ソンユン『梨泰院クラス』(テレビシリーズ/JTBC)
脚本:徳尾浩司
演出:田村直己、樹下直美ほか
音楽:高見優
(c)テレビ朝日
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