『ソー:ラブ&サンダー』はアクションを楽しめる快作! 評価が分かれるポイントも?
本作の評価が分かれるとしたら、今回のヴィランをどう思うか? でしょう。ゴア・ザ・ゴッドブッチャーです。マッチョなソーに対し、華奢。クリスチャン・ベールが演じているだけに不気味なオーラは出ていますが、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のグリーン・ゴブリン、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のスカーレット・ウィッチと本当にすごいヴィランを立て続けに見てきただけに、彼らに比べると凄みに欠ける。でもそれでいいのです。ゴアがこういうキャラだからこそ語れる物語があり、それが本作のタイトル“ラブ&サンダー”に見事に通じるのです。
本作はソー映画の懐かしい顔ぶれがほぼほぼアッセンブル。そこも嬉しいですが、今回もエンドクレジットに見逃せないおまけシーンあり。そして最後の最後に出るテロップに狂喜することでしょう。
噂によればタイカ・ワイティティ監督は、今後『スター・ウォーズ』にもっと関わるみたいですが、本作で見せてくれた彼のセンスは確かに『スター・ウォーズ』に合っているかも。
ちなみに僕はテッサ・トンプソン演じるヴァルキリーの大ファン。今回もセクシーで精悍。改めて彼女のスピンオフを作ってほしいし、彼女が王様ならアスガルドにふるさと納税したいです。
■公開情報
『ソー:ラブ&サンダー』
7月8日(金)劇場公開
監督:タイカ・ワイティティ
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、テッサ・トンプソン、クリスチャン・ベール、タイカ・ワイティティ、ラッセル・クロウ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
原題:Thor: Love and Thunder
(c)Marvel Studios 2022