今、中国ドラマがアツい! 『陳情令』などWOWOWの中国時代劇ドラマの見どころを解説

 国内外問わず、豊富で重量感たっぷりのドラマを配信しているWOWOWオンデマンドでは、今、人気の中国ドラマのラインナップも豊富だ。ドラマ本編だけでなく、ドラマに付随したイベントや特集の配信など、ファンとしては作品の余韻に浸りながら、楽しみを持続させることができるのが特徴だ。

 その中でも、ファンタジー時代劇を堪能できる『陳情令』と中国ドラマらしい美しいビジュアルだけでなくアクションもありサスペンスフルな『風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~』を紹介したい。

国内外からも人気を誇るファンタジー時代劇『陳情令』

『陳情令』(c)2019 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

 2019年に中国Webドラマ動画再生回数が70億回を突破し、1位を記録した『陳情令』は、視聴マストの中国ドラマ。ファンタジー時代劇がテーマの本作は、テンセントビデオという中国の動画共有サービスが主催する「騰訊視頻星光大賞」で「今年のWebドラマ大賞」を受賞。そのほか、様々な受賞歴を持ち、中国国内でも爆発的な人気があることを証明している。

 物語は五大世家が力を握っている時代。かつてある罪を着せられ、身を投げた魏無羨(シャオ・ジャン)が16年後に呪術をかけられて、目を覚ます。そして、一緒に真実と正義のために働いた藍忘機(ワン・イーボー)と共に、16年前に見つけた秘密の真相を探ろうと突き進むストーリーである。注目すべきは、自由奔放で無邪気な魏無羨と真面目で淡々としている藍忘機の強い絆。何でも分かり合っている関係が、視聴者としても安心感を持てる。そして、美形の二人の煌びやかな存在は眩しく、心躍らせてくれる。戦いの中で法術も登場するので、剣術だけでなく色々な戦い方を楽しみながら観ることができる。

アイドル出身の二人が魅了する演技と音楽にも大注目!

『陳情令』コンサート~Japan Special Mix Edition~(c)2021 NewStyle Media. All Rights Reserved

 主役の魏無羨と藍忘機を演じるのは、共にアイドル出身のシャオ・ジャンとワン・イーボー。普段から歌って踊っているためか、アクションシーンでも華麗に舞うのが印象的である。

 また、アイドルということもあり、主題歌「忘羨(無羈)」を歌うシャオ・ジャンとワン・イーボーの実力に魅了されること間違いなし。現に、ドラマだけでなく彼らの息のあった歌声も注目を集め、中国とタイでファンミーティングを兼ねたコンサートも行われた。計約4.5万人を動員し、彼らがアイドルとしてだけでなく俳優としても大成功をしたことが、目に見えて理解できる。また、『陳情令』に出演した6人がユニットを結成し、「陳情少年」としてのバラエティ番組も公開されている。

『陳情令』オーケストラコンサート Licenced by NSMG (HK) Co., Ltd., Made by Sony Music Solutions Inc.(Organizer)

 さらに、日本では2021年にオーケストラコンサートが開催されており、現在WOWOWオンデマンドでも視聴することが可能だ。管弦楽器や打楽器から奏でられる臨場感と、中国の雰囲気を感じさせる琴や笛の音色を味わうことができる。さらに主題歌やオープニングソングだけでなく、魏無羨と藍忘機それぞれのキャラクターソングも映像と合わせて演奏され、劇中の雰囲気そのままに、より迫力を体感することができるのだ。

『陳情令』木村良平&立花慎之介吹替版スペシャルインタビュー

 魏無羨と藍忘機の日本語吹き替えを担当しているのは、TVアニメ『東のエデン』や『黒子のバスケ』、『坂道のアポロン』で声の担当をしている木村良平と、『世界一初恋』『神様はじめました』を代表とする人気作で声優を務める立花慎之介。彼らは『陳情令』の前に、原作をアニメ化した『魔道祖師』でも同役で共演をしている。同じキャラクターを演じた関係性だからこそ、ドラマでも息のあった演技を見せ、魏無羨と藍忘機からはそれぞれのキャラクターらしさが滲み出ている。さらにセットの細かさやCGなどの演出も、規模も大きな見どころだ。彼らのインタビューもWOWOWオンデマンドで視聴することができ、作品に関わっている側の目線も感じることができる。

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