鑑賞中の飲食はやめるべき? 『哭悲/THE SADNESS』ヒロインから日本語でコメント到着

 7月1日に公開される映画『哭悲/THE SADNESS』のヒロイン役レジーナ・レイから日本語でコメントが到着した。

 本作は、凶暴性を助長するウイルス感染拡大により暴力に支配された台湾を舞台に、1組の男女が再会を果たそうとするさまを描いたR18+台湾ホラー。本作が初長編作となるロブ・ジャバズが監督を務めた。

 本作の主人公・カイティン役を演じたのは、台湾出身のモデルであり俳優のレジーナ・レイ。オーディションでヒロインに抜擢され、本作で長編映画初出演を果たした。たくましい若い女性であるカイティンは、感染者による暴力行為によって傷を負った一人の女性を見捨てることなく、執拗に追ってくる感染者からともに逃げようとする優しい一面も持っている。

 そんな彼女がオーディションに参加したのは、「カイティンの気が強いキャラクターに心を引かれました。正直、そういうタイプの映画は台湾でほぼなかったので、チャレンジしてみたかったからです」と語る。見事ヒロインの座を射止めた彼女は撮影にあたり、「非常に緊張していました。長編映画を撮るのは初めてであり、更にこんな大事な役を演じるので、できるかどうかすごく心配でストレスが多く溜まっていた」と述懐。また、「ホラー映画はあまり観ませんが、この映画のキャラクターを最も身につける為に、ホラー映画を少し鑑賞しました」という。

 カイティンは離れ離れになってしまった恋人と再会を果たそうするも、暴力が横行する街で凶暴化した感染者たちが次々に襲い掛かり、幾度となく再会を阻まれる。撮影前から緊張高まるなか本番に挑んだ彼女に苦労した点を聞くと、「心理的に難しかった。当時は演技というのは知ってますが、相手俳優の演技はすごかったので、不快な実感を感じられた」と、ビジネスマン役のジョニー・ワンはじめとする襲ってくる感染者たちの迫真の演技にカイティンと同じ感情を持って役に取り組んだことを明かした。

 完成した映画を観た彼女は、「大きなスクリーンで自分自身を見たのは初めてであり、結構恥ずかしかった」と長編デビューしたての俳優らしいコメントをし、「実際は想像より血生臭かったです」と率直な感想を述べた。

 最後に、「本映画を観る前のご飲食又は鑑賞中のご飲食はやめた方がオススメです。なぜかというと吐きそうです。ホラー映画が好きな人たちはどうぞご挑戦としてご覧くださいませ」と、鑑賞にあたっての注意喚起とともにホラー映画好きへの挑戦状ともいえる気が強いカイティンらしいメッセージが届いた。

■公開情報
『哭悲/THE SADNESS』
7月1日(金)新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督・脚本・編集:ロブ・ジャバズ
撮影:バイ・ジエリー
音楽:TZECHAR
出演:レジーナ・レイ、ベラント・チュウ、ジョニー・ワン、アップル・チェン、ラン・ウエイホア
配給:クロックワークス
2021年/台湾/カラー/2:1/5.1ch/100分/中国語/日本語字幕/神部明世/原題:The Sadness/R18+
(c)2021 Machi Xcelsior Studios Ltd. All Rights Reserved.
公式サイト:https://klockworx-v.com/sadness/
公式Twitter:@thesadnessjp

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