『パンドラの果実』はSeason2へ ディーン・フジオカと踏み入れる禁断の領域

 “不老不死”“心霊現象”“自我を持つAIロボット”……これまで最先端科学にまつわる様々な事件を捜査してきた『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』(日本テレビ系)。科学犯罪対策室室長である小比類巻(ディーン・フジオカ)と、一度は科学界から離れた天才科学者・最上(岸井ゆきの)が黒幕のウィルス学者・榊原(加藤雅也)の仕掛けた“最後の審判”に立ち向かう。

『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』(c)日本テレビ

 あらゆるウイルスに耐性のある「エルマー遺伝子」。そして、最上の研究から生み落とされるもこの世から葬り去られたはずの“不老不死”を叶える「プロメテウスウイルス」。小比類巻の娘・星来(鈴木凜子)は亡き最愛の妻・亜美(本仮屋ユイカ)の「エルマー遺伝子」を受け継ぐ者だった。榊原は星来を誘拐し、プロメテウスウイルスを投与する。彼が言う「最後の審判」とは何か?

 ウイルス学者としての才能に惚れ込んでいた最上までをも巻き込み、榊原が達成したいのは単なる“不老不死”だけではなかった。何やらバイオテロを仕掛け、何かに裁きを与えようとしているらしい。「ウイルスは全ての人に平等です、感情も持たない、実に美しい」「私は必ず人類を進化させてみせます」と言う榊原から滲む常軌を逸した狂気が恐ろしい。一体、榊原の怒りは何に向けられているのだろうか。そして、榊原を支援する「ボディハッカージャパン」の代表カール・カーン(安藤政信)の狙いも気になるところだ。

『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』Season2(c)中村啓・光文社/HJ ホールディングス

 最終話放送直後より、オンライン動画配信サービス「Hulu」にて独占配信されるSeason2では、“ゲノム編集”“クローン”“人体凍結保存”などまた新たな事件に対峙することになるのだが、どことなく亜美を連想させるようなワードが並んでいるように思える。極秘裏に暗躍する多国籍テクノロジー企業「ライデングループ」という強敵が出現し、彼らが企てる国家機密の極秘計画と禁断の不老不死構想が明かされる。またSeason2からは、科学犯罪対策室に新たに配属となる新人捜査官・奥田玲音役に吉本実憂、「ライデングループ」日本支部のシニアマネージャー・沢田克也役に平山浩行、そんな沢田から依頼を受ける闇仕事請負人・遠藤和馬役に弓削智久、そして最上を“最悪の窮地”に追い込む公安捜査官・手塚祿郎役に池内万作と豪華新キャストも加わる。

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