アザだらけになりながら恋に落ちていく男と女 『復讐は私にまかせて』ポスター&予告編

 8月20日によりシアター・イメージフォーラムほかにて劇場公開される映画『復讐は私にまかせて』のメインビジュアルと予告編が公開された。

 本作は、愛と復讐を描いたラブ&バイオレンス映画。主人公は向かうところ敵なしの若きケンカ野郎のアジョ・カウィルと、伝統武術のシラットを駆使する女ボディガードのイトゥン。そんな2人の恋の行方を描くラブストーリーを軸にしながら、アクション、バイオレンス、コメディ、エロス、ホラーのエッセンスを散りばめ、怒濤の復讐ドラマへと転じていく。インドネシアの作家エカ・クルニアワンがベストセラー小説を原作として提供し、共同脚本にも携わった。

 監督を務めたのは、国内外で数多くの受賞歴を誇るエドウィン。撮影は、『トウキョウソナタ』『岸辺の旅』『散歩する侵略者』といった一連の黒沢清監督作品や、『南極料理人』『わが母の記』『海を駆ける』などで知られる芦澤明子が担当した。

 公開されたメインビジュアルは、イトゥンの力強い目力とシラットの手練れらしいアクションポーズが目を引くものに。運命の出会いを果たした最強の2人、まさに“アザだらけになりながら、恋に落ちていく”様子を想起させるビジュアルとなっている。

『復讐は私にまかせて』予告編

 あわせて公開された予告編は、ケンカ野郎のアジョが意気揚々とバイクレースに挑むシーンから始まる。そんな負け知らずの男の前に突如現れた、シラットを駆使する最強のボディガードのイトゥン。採石場を舞台に、華奢な身体からは想像できないアクションを繰り広げ、アジョを投げ飛ばすイトゥン。スタントなしの壮絶な肉弾アクションシーン展開される。互角の決闘の果てに強く惹かれあっていく2人。アジョはED(勃起不全)のため、イトゥンを幸せにできないのではと思い悩むが、イトゥンのピュアで一途な愛で、とうとう2人は結ばれ、穏やかで幸せな時間が流れる。しかし、イトゥンとの幸せな結婚生活を送るために、アジョは裏社会の殺しの依頼を引き受けてしまう。さらにイトゥンの幼なじみの悪党ブディが2人の仲を引き裂こうとするなど、彼らの人生の歯車は大きく狂い始める。お互いの為に奔走しあうアジョとイトゥン。運命に翻弄され、痣だらけ、傷だらけになりながら、愛を貫けるのか。また予告編の最後に映る、ベールをはいだ謎の女の正体とは。

■公開情報
『復讐は私にまかせて』
8月20日(土)全国順次ロードショー
監督:エドウィン
撮影:芦澤明子
出演:マルティーノ・リオ、ラディア・シェリル、ラトゥ・フェリーシャ、レザ・ラハディアン
配給:JAIHO
2021/インドネシア、シンガポール、ドイツ/インドネシア語/115 分/ビスタ/5.1ch/カラー/原題:Seperti Dendam, Rindu Harus Dibayar Tuntas
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