松本幸四郎「毎週日曜は2時間テレビに釘付け」 『マイファミリー』『鎌倉殿』親子で活躍
毎週日曜日は2時間テレビに釘付け?
――これまで、日曜日は『鎌倉殿の13人』の市川染五郎さんから『マイファミリー』の幸四郎さん、という流れを楽しみにしていらっしゃる視聴者の方がたくさんいました。
幸四郎:そうですね(笑)。たまたまですけど20時、21時と続いて。2時間もテレビにかじりつくような生活はしていなかったので、すごく新鮮でした。
――リアルタイムでご覧に?
幸四郎:リアルタイムで観られたのは1回くらいなんですけど、オンエア当日に観るようにはしています。毎週日曜日に2時間テレビに釘付け、しかも放送日に必ず観るというのは、もう本当に久しぶりです。
――染五郎さんと一緒にご覧になったりも?
幸四郎:染五郎も観てはいるんでしょうけど、自分が出ている作品を絶対一緒には観ませんから(笑)。でも僕から感想は言いますよ、「面白かった」と。
――では幸四郎さんご自身が、お父様の松本白鸚さんから受けたアドバイスで印象に残っている言葉はありますか?
幸四郎:台本に書いてある役に自分を持っていくより、台本を自分に引き寄せる、というようなことを言われたことがありました。20歳になるかならないかくらいの時だったので、その頃は「何のことやら」と思っていましたけどね。作品には方向を指し示してくれる監督がいますけれども、自分が台本を読んで役について感じたことは大切にして、それを監督に判断してもらうんだと。役という型にはまっていくのではなくて、自分でその役を膨らませていく、ということは映像のときに言われましたね。それは永遠のテーマだと思っています。
――ちなみに、そのお話を染五郎さんにお伝えになったり、何かアドバイスされるようなことは?
幸四郎:いや、特に教えるようなことはないですね。もちろん僕の方が経験はありますから、経験したこと、言われたことを伝える、ということはしてはいますけど、大切なのは本人がそれをどう感じるか。そして、感じたことをどう実践していくかだと思っていますので。
――今作を通して、父親としての居方や家族について、あらためて感じたことはありますか?
幸四郎:やっぱり、家族は大事な存在であるということ。また父親としての“決断力”や“信じること”の大切さは普遍的なことなんだなと思います。それがあった上でいろいろとお仕事をして、自分なりに何かを残していく、ということなんでしょうね。
■放送情報
日曜劇場『マイファミリー』
TBS系にて、毎週日曜21:00~21:54放送
出演:二宮和也、多部未華子、賀来賢人、高橋メアリージュン、大友康平、神野三鈴、迫田孝也、那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)、山田キヌヲ、 渡辺邦斗、藤間爽子、大島美優、凛美、山崎莉里那、松本幸四郎、富澤たけし(サンドウィッチマン)、蓮佛美沙子、森脇英理子、珠城りょう、濱田岳、玉木宏
脚本:黒岩勉
演出:平野俊一
プロデューサー:飯田和孝、渡辺良介(大映テレビ)
スーパーバイジングプロデューサー:那須田淳
協力プロデューサー:大形美佑葵
製作著作:TBS
(c)TBS
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:小栗旬
脚本:三谷幸喜
制作統括:清水拓哉、尾崎裕和
演出:吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー:長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供=NHK