監督・エドウィン×撮影・芦澤明子 インドネシア映画『復讐は私にまかせて』8月公開決定

 第74回ロカルノ国際映画祭金豹賞を受賞したインドネシア映画『復讐は私にまかせて』が、8月20日より劇場公開されることが決定した。

 本作は、愛と復讐を描いたラブ&バイオレンス映画。主人公は向かうところ敵なしの若きケンカ野郎のアジョ・カウィルと、伝統武術のシラットを駆使する女ボディガードのイトゥン。そんな2人の恋の行方を描くラブストーリーを軸にしながら、アクション、バイオレンス、コメディ、エロス、ホラーのエッセンスを散りばめ、怒濤の復讐ドラマへと転じていく。インドネシアの作家エカ・クルニアワンがベストセラー小説を原作として提供し、共同脚本にも携わった。

 監督を務めたのは、国内外で数多くの受賞歴を誇るエドウィン。本作では往年の香港カンフー映画、クエンティン・タランティーノ作品やJホラーへのオマージュをうかがわせる。アジョとイトゥンが過酷な運命をたどる後半、離ればなれになったふたりの行く手に忽然と現れる“復讐の女神”ジェリタは何もかもが謎のベールに覆われた幽霊のようなキャラクターとして描かれ、インドネシアという国の複雑な歴史や神秘的な風土をも描き出す。またデジタルカメラが主流である今の時代に、あえてアナログなフィルムでの撮影を敢行。撮影は、『トウキョウソナタ』『岸辺の旅』『散歩する侵略者』といった一連の黒沢清監督作品や、『南極料理人』『わが母の記』『海を駆ける』などで知られる芦澤明子が担当した。

 あわせて公開された2点の場面写真には、アジョとイトゥンが決闘する様子と、抱き合い顔を近づける様子が切り取られている。

■公開情報
『復讐は私にまかせて』
8月20日(土)全国順次ロードショー
監督:エドウィン
撮影:芦澤明子
出演:マルティーノ・リオ、ラディア・シェリル、ラトゥ・フェリーシャ、レザ・ラハディアン
配給:JAIHO
2021/インドネシア、シンガポール、ドイツ/インドネシア語/115 分/ビスタ/5.1ch/カラー/原題:Seperti Dendam, Rindu Harus Dibayar Tuntas
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