歴史を変えた逆転劇 ロマン・ポランスキー新作『オフィサー・アンド・スパイ』本予告公開

 ロマン・ポランスキー監督最新作『オフィサー・アンド・スパイ』の本予告が公開された。

 『戦場のピアニスト』で第75回アカデミー賞監督賞を受賞したポランスキー監督の最新作は、歴史的冤罪事件“ドレフュス事件”を映画化した歴史サスペンス。巨大権力と闘った男の不屈の信念と壮絶な逆転劇を描く。

 反ユダヤ感情が高まる19世紀末のフランス。ドイツに機密を漏洩したスパイ容疑で終身刑となったユダヤ人大尉ドレフュス。彼の無実を示す衝撃の証拠を発見した対敵情報活動を率いるピカール中佐が、スキャンダルを恐れ証拠の捏造や文書の改竄などあらゆる手で隠蔽をもくろむ国家権力に抗いながら、真実と正義を追い求める。

『オフィサー・アンド・スパイ』本予告

 公開された本予告では、スパイの罪を被せられたドレフュス大尉と彼の無実を裏付ける衝撃の真実を知ってしまった一人の将校ピカール中佐が、あらゆる手段で隠蔽を謀る巨大国家権力に抗い、正義のために命懸けの逆転劇に挑む姿がサスペンスフルに描かれている。

 また、ナレーションは、『その時歴史が動いた』(NHK総合)のキャスターを務めた松平定知が担当した。予告の公開にあたり、松平からコメントが寄せられている。

松平定知(京都芸術大学教授)コメント

毎日、人が人を殺している。子供たちの上にミサイルが堕ちる―――「それは敵のデマ」と一方の当事者は言う。
19世紀末。無実で収監されたドレフュス大尉を救うため奔走するピカール中佐は、苦境の中でこう呟き、自らを奮い立たせる― 「事実は変えられない」!そして、、、。

■公開情報
『オフィサー・アンド・スパイ』
6月3日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ロバート・ハリス、ロマン・ポランスキー
出演:ジャン・デュジャルダン、ルイ・ガレル、エマニュエル・セニエ、
グレゴリー・ガドゥボワ、メルヴィル・プポー、マチュー・アマルリックほか
原作:ロバート・ハリス『An Officer and a Spy』
提供:アスミック・エース、ニューセレクト、ロングライド
配給:ロングライド
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公式サイト: https://longride.jp/officer-spy/

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