『ユーチューバーに娘はやらん!』遠藤憲一がついに動く 突飛な行動の裏には娘への愛情が

「ユーチューバーに娘はやらん。テレビ局員にも娘はやらん」

 登録者数100万人越えの人気ユーチューバー・TAKTAK(戸塚純貴)とテレビ局員・榎本信(金子ノブアキ)の間で揺れ動き、どちらか一方に絞ることができない平千紗(佐々木希)の様子を見かねて、父・総一郎(遠藤憲一)がついに動き出した『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京系)第9話。

 “総一郎の虎”という父親面談を企画し、2人のうちどちらが千紗との交際にふさわしいか見極めると言う。

 同一の質問をすればするほどTAKTAKと榎本の対照的な部分が改めて浮き彫りになる。千紗のどこを好きになったかと問われれば、「バイタリティーに溢れ強くて聡明で明るく素晴らしい」と理由を列挙する榎本と、片や「一目惚れです。好きになるのに理由は要りません」と答えるTAKTAK。金銭面では、貯金額が1000万円と自宅マンションの資産価値が8000万円程度だと言い淀む榎本と、「貯金は0円です。無人島を買ったんです。小さい頃から秘密基地を作るのが夢で、将来はTAKTAKランドを作りたい」と規格外のお金の使い道を明かしたTAKTAK。子育てについて聞かれると「アウトソーシングをフルに使う」とした榎本と、「まだ生まれてもいないし、いないものについて考えるのは難しい。でも子どもは好きです」と即答するTAKTAK。40歳会社員の榎本と20代後半の自由業・TAKTAK。年齢の違いも大きいだろうが自身のありのままの姿を日頃から動画に納めているTAKTAKの方が、自然体で何も取り繕っていないのは明らかだ。でもそれが父親目線で娘の生涯のパートナーにふさわしいかどうかは、また別問題だろう。

 ここまで質問を重ねてきたが、結局総一郎は「千紗さんといると僕の人生ももっと面白く最高なものになると思う。千紗さんを好きな気持ちから逃げないって決めたんです」としたTAKTAKのことも、「千紗さんの幸せのためのならどんな犠牲も払う覚悟です」と決意表明した榎本のことも選ばず一蹴した。最終的には「どっちが千紗のことを大切に想ってくれているか」これに尽きるとし、夢見がちで無計画にも見えるTAKTAKにも、体裁ばかり気にして耳障りの良い言葉を並べる中身がない榎本にもダメ出しをする。

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