コリン・ファースが言葉を失う姿も 『潜水艦クルスクの生存者たち』予告編&場面写真公開

 トマス・ヴィンターベア監督最新作『潜水艦クルスクの生存者たち』の予告編と場面写真が公開された。

 本作は、ロシアで実際に起きた原子力潜水艦事故を映画化したヒューマンドラマ。潜水艦クルスクに運命を翻弄された名もなき男たちの運命を描く。

 司令官ミハイルを演じるのは、『リリーのすべて』や『レッド・スパロー』のマティアス・スーナールツ。ミハイルの妻・ターニャを『007』シリーズのレア・セドゥが務め、初の母親役に挑んだ。人命救助に奔走する英艦隊の准将デイビッド役は『英国王のスピーチ』のコリン・ファース。さらに本作が遺作となったマックス・フォン・シドーが、ロシア軍の幹部を演じている。

『潜水艦クルスクの生存者たち』予告編

 公開された予告編は、大海原を演習中の潜水艦クルスクが、不慮の事故により大規模な爆発を起こすシーンから始まる。事故の一報を受けた英国の海軍准将デイビッド(コリン・ファース)は、あまりの出来事に言葉を失う。艦内では司令官のミハイル(マティアス・スーナールツ)をはじめ、奇跡的に生き残った乗務員たちが状況把握に努めていた。ミハエルの妻であるターニャ(レア・セドゥ)は夫の安否に不安を募らせ、軍の職員に問い合わせをするも何も答えてもらえない。そんな状況の中、救出部隊にSOSのサインが届く。艦内に生存者がいることを知ったデイビッドは国の垣根を越えて、英国からも救出応援の要望をする。しかし、ロシア軍の幹部は「これはロシアの問題だ」と要請を断固として拒否。その事実を知った乗務員の親族たちは怒りをあらわにし、幹部たちに対し説明の是非を求める。夫を深く愛し、生きて帰ってくる事を強く願うターニャ。その想いは、海底に沈んだミハエルまで届くのか。

 あわせて公開された場面写真では、熱心に後輩に指導をするミハイルの様子や、ロシア軍に対し強く抗議をするターニャの様子などが切り取られている。

■公開情報
『潜水艦クルスクの生存者たち』
4月8日(金)より全国順次公開
出演:マティアス・スーナールツ、レア・セドゥ、マックス・フォン・シドー、コリン・ファース
提供:木下グループ
配給:キノシネマ
2018年/ルクセンブルク/英語/117分/カラー/シネスコ/5.1ch/原題:KURSK/字幕翻訳:林完治/映倫:G
(c)2018 EUROPACORP
公式サイト:https://movie.kinocinema.jp/works/kursk

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