林遣都、30歳を超えて変化した同世代へのライバル心 『愛しい嘘』SNSでの反響も糧に

同世代とのライバル意識「男同士は、すごくありました」

――波瑠さんは15年前、溝端さんとは14年前に初共演されています。当時は10代と若いですし、ライバル心もあったのかなと。

林:男同士は、すごくありました。淳平くんとは関西人同士で、可愛がってもらったっていう記憶が一番大きいんですけど。それでもやっぱり、淳平くんだけじゃなく同世代の男の子がいる現場では常に意識していました。でも、30歳を超えてようやくそういう感覚が和らいできたというか。また一緒に何かができる喜びのほうが強くなっているなと、今回、淳平くんと会ってすごく感じています。

――そのあたりが「誇らしさ」につながるわけですね。

林:そうですね。このお仕事をしていく上で、色々とありながらも、お互いにこうしてなんとかやり続けることができて、再会して、また一緒にお芝居できるっていうのは幸せを感じますね。淳平くんとは、昔話もたくさんしました。

――最近の林さんのインタビューを拝読して、「人を楽しませる仕事がしたいと思うようになった」とお話しされているのが印象的でした。そう思うことで、仕事との向き合い方にも変化がありますか?

林:SNSなどで感想が直接ストレートに伝わってくる時代になったので、そこを気にしすぎてもダメだけど、目を向けることも大事だなと思っていて。みなさんの感想を読んでいると、自分がお芝居をする上で細かく気にしていたことが、意外とそんなに重要じゃないのかなと思わされることもあるんです。特にコロナ禍になってからは、いろいろと考えすぎないで、どんな作品でも日常を忘れて楽しませたり、観ている方の感情を動かしたりすることができれば、それが一番かなと思うようになりました。

――今作は、SNSでの考察合戦が盛り上がっていきそうです。

林:楽しいですよね。演じる側も、観る側も。

――作品の反響は、細かくチェックされていきますか?

林:今回は、とにかく脚本や演出してくださる監督、プロデューサーさんに絶大な信頼を寄せているので、信じて演じ切ることができれば大丈夫なんじゃないかなと。放送が始まってからも撮影は続きますけど、反響によってブレることはないと思いますし、鋭い人がいたら、それはそれでいいと思っています(笑)。

――(笑)。俳優業は大変な仕事でもあると思いますが、最後に、それでも役者として走り続ける理由を教えてください。

林:最近思うのは、お芝居を商売道具にしているって、“不安”と“怖さ”があるなということ。努力すればいい、というものではないと思うような瞬間もあるけど、きっと報われると信じて今まで頑張ってきたのかなって。でも一番の理由は、楽しいから。学生時代からこの仕事を続けてきて、自分が一番夢中になれていることだと胸を張って言えますし、理由はそれだけかもしれないですね。

林遣都が語る、『愛しい嘘〜優しい闇〜』脚本の魅力

■放送情報
『愛しい嘘~優しい闇~』
テレビ朝日系にて、毎週金曜23:15〜0:15放送
※2月4日(金)放送の第4話は、23:25~放送
出演:波瑠、林遣都、溝端淳平、本仮屋ユイカ、黒川智花、松村沙友理、新川優愛、徳重聡
原作:愛本みずほ『愛しい噓 優しい闇』
脚本:丑尾健太郎ほか
プロデューサー :大江達樹(テレビ朝日)、中込卓也(テレビ朝日)、山本喜彦(MMJ)、小路美智子(MMJ)
演出:樹下直美ほか
音楽:横山克
制作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日

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