宮野真守、藤原夏海、小野賢章ら、『ウエスト・サイド・ストーリー』日本語吹替版声優に

 2月11日に全国ロードショーされる『ウエスト・サイド・ストーリー』の日本語吹替版声優を、宮野真守、藤原夏海、諏訪部順一、田村睦心、小野賢章が担当することが発表された。

 世代を超えて人々を魅了し続けるミュージカル『ウエスト・サイド物語』を、スティーヴン・スピルバーグ監督が新たに映画化した本作。『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴートが主人公トニーを演じ、約3万人のオーディションから選ばれ、最近ではディズニー実写版『白雪姫』のヒロインにも抜擢されたレイチェル・ゼグラーがマリア役を務めた。

 舞台は、夢や成功を求める多くの移民が暮らすニューヨークのウエスト・サイド。しかし貧困や差別に不満を募らせた若者たちは同胞の仲間と結束し、“ジェッツ”と“シャークス”の対立は激化の一途を辿る。

 主人公トニーの声を担当するのは、2019年のミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』でもトニーを演じた経験のある宮野。今回の抜擢について宮野は、「まさか自分が担当させていただけるとは思っていなくて、嬉しくて嬉しくて飛び上がりました! ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』でトニーを演じてから、僕の中で、彼は本当に特別な存在です」と驚きとともに再びトニーという役を演じられることへの喜びを語った。

 ヒロイン・マリアの声を担当するのは藤原。少年から大人の女性まで、幅広いジャンルのキャラクターを演じ分けるなど、演技力に定評のある藤原は、「この作品は、物語はもちろん、楽曲、ダンスがもう本当に素敵です。一度聴いたらすぐに口ずさんでしまいたくなるような素敵な曲ばかりで、その曲に合わせて踊る姿に私自身も目が離せませんでした」と作品の魅力について熱弁。

 そして、マリアの兄でプエルトリコ系移民“シャークス”リーダーのベルナルド役を、『テニスの王子様』や『呪術廻戦』などの人気アニメでも声を務める諏訪部、ヨーロッパ系移民“ジェッツ”リーダーのリフ役を、『ハリー・ポッター』シリーズで主人公ハリーの声を務めたことでも知られる小野、ベルナルドの恋人アニータ役を、実写からアニメまで幅広く活躍している田村が務める。

 宮野と同じく2020年のミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』でリフを演じた経験があるリフ役の小野は、「2020年に公演した同作のミュージカルでも同じリフを演じたこともあり、またリフを演じることが出来るのをとても嬉しく、光栄に思っています」と大きな喜びを語った。

 あわせて日本語吹替版予告も公開。なお、映画製作者の意向により、本作の日本語吹替版の歌唱部分はオリジナルキャストとなる。

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』公開豪華声優陣による吹替版 特別映像 2月11日(祝・金)映画館で公開

『ウエスト・サイド・ストーリー』日本語吹替版声優コメント

宮野真守(トニー役)

この度、まさか自分が、映画『ウエスト・サイド・ストーリー』のトニー役の吹替を担当させていただけるとは思っていなくて、嬉しくて嬉しくて飛び上がりました! ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』でトニーを演じてから、僕の中で、彼は本当に特別な存在です。彼の人生を、全身で生きて、「命」の尊さ、「愛」の大切さを、深く深く感じました。今回の吹替収録の時も、当時の台本も持って行き(笑)、ミュージカルでの経験を、たくさんお話しさせていただきながら、アフレコを進めていきました。まさに不朽の名作『ウエスト・サイド・ストーリー』。多くの人に愛されるこの作品を、僕も大きな愛を持って演じさせていただきましたので、是非とも劇場で、お楽しみください!

藤原夏海(マリア役)

歴史ある作品に関わらせていただけることになり、とても嬉しく思っています。役が決まった当初は驚きもあり、演じるにあたって私の中でとても斬新な役柄だったので、緊張もありましたが、楽しく演じさせていただきました。この作品は物語はもちろん、楽曲、ダンスがもう本当に素敵です。一度聴いたらすぐに口ずさんでしまいたくなるような素敵な曲ばかりで、その曲に合わせて踊る姿に私自身も目が離せませんでした。皆様も是非楽しみに待っていてください! よろしくお願い致します!

諏訪部順一(ベルナルド役)

ブロードウェイ・ミュージカルとして1957年に誕生したこの物語は、今もなお世界中の人たちから愛され続けている不朽の名作です。今回吹替を担当させていただいたベルナルドは、1961年公開版の映画ではジョージ・チャキリス氏が演じオスカーを受賞。今作でも、デヴィッド・アルヴァレス氏が魅力的に演じられています。その雰囲気を損なうことなく日本語で表現できるよう努めました。関わることが出来て大変光栄に思っています。

小野賢章(リフ役)

この度、リフの吹替を担当させて頂きました小野賢章です。2020年に公演した同作のミュージカルでも同じリフを演じたこともあり、またリフを演じることが出来るのをとても嬉しく、光栄に思っています。アメリカの高度経済成長という激動の1950年代、時代に翻弄されながらも、力強く生きていく若者たちの姿を、色褪せない名曲にのせて。スティーブン・スピルバーグ監督によってリメイクされる不朽の名作、是非映画館でご覧ください。

田村睦心(アニータ役)

アニータは姉御肌でかっこいい素敵な女性でそして色っぽい人で、明るい彼女を演じるのは楽しかったです! 若いけれども姉御肌、そこを出すのが大変でした。そして『ウエスト・サイド・ストーリー』はダンスと歌がとっってもかっこいいです! アニータがわりとメインになる曲は血湧き肉躍る、そんな高揚感がありました。愛を語りあうマリアとトニーのしっとりとした歌も素晴らしく、何度も観たくなる映画です!!

■公開情報
『ウエスト・サイド・ストーリー』
2月11日(祝・金)全国ロードショー
製作:監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:トニー・クシュナー
作曲:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーヴン・ソンドハイム
振付:ジャスティン・ペック
指揮:グスターボ・ドゥダメル
出演:アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、アリアナ・デボーズ、マイク・ファイスト、デヴィッド・アルヴァレス、リタ・モレノ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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