リリー・アレンがエリザベス・テイラー役でカメオ出演 『ビルド・ア・ガール』本編映像

 10月22日より新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショーされる『ビルド・ア・ガール』の本編映像が公開された。

 本作は、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』『レディ・バード』のビーニー・フェルドスタインが主演を務める青春映画。文才と想像力を武器に大人社会に飛び込んだ高校生・ジョアンナが、失敗や挑戦を繰り返しながら、がむしゃらに成長していく模様を描く。

映画『ビルド・ア・ガール』本編映像「GODWALL(神の壁)」編【10月22日公開】

 公開された映像は、フェルドスタイン演じるジョアンナが、部屋の壁紙に話しかける日常を捉えたもの。「いつか人の人生を変える偉大な作家になる!」という大きな夢はあるものの、学校では冴えない子扱いをされ、底なしの想像力と類まれなる文才を持て余し、退屈な日々を送るジョアンナ(ビーニー・フェルドスタイン)。そんな彼女の唯一の親友とも呼べる話し相手は、自分の部屋の壁に張り付けられた偉人たちのピンナップの数々。ジョアンナが作り出した“GOD WALL(神の壁)”には、彼女にとって神と呼べる存在たちが。その中にはクレオパトラや、フロイト、カール・マルクスといった歴史上の有名人物から、小説家のブロンテ姉妹、詩人のシルヴィア・プラス、さらにはエリザベス・テイラー、ドナ・サマー、そしてジョン・レノンやデヴィッド・ボウイといった世界的歌手たちの姿まで確認できる。

 壮大な想像力の持ち主であるジョアンナは、日々の鬱憤や悩みをこれらの“神”たちに毎日相談するのがルーティーン。「一生懸命頑張ったけど、今日も散々な日だった…」と呟くジョアンナに対して、アメリカを代表する詩人であり、人生の大半をうつ病と共に過ごしたシルヴィア・プラスからは「ワタシもそんな日ばかりよ」と慰めの言葉が。かと思えば隣では「歌で癒せないことはないわ」と『サウンド・オブ・ミュージック』のマリア・フォン・トラップが陽気に元気づけてくれる。しかしジョアンナは「燃えたい、爆発したいの!」と自分の退屈な人生を変えてくれる“何か”が起きないかと10代特有のもどかしい感情を爆発させる!

 このシーンについてフェルドスタインは「実際、私の子供時代の寝室のベッドの横には、大きな壁があったの。そこに私も好きな人たちの写真を貼っていた。ミュージカル関係の人たちがたくさんと、キャロル・キング、エレノア・ルーズベルトとかね。だから、私も“GOD WALL(神の壁)”をすごく気に入ったわ。10代の女の子のベッドルームってまさにああいう感じだから」とこのシーンが大のお気に入りだと明かす。

 エリザベス・テイラー役として出演しているのは、人気歌手のリリー・アレン。「リズ・テイラーに扮するのはまさに夢だった」と憧れの女優を演じられた喜びを語っている。さらにジョアンナが恋するロックスターを演じているアルフィー・アレンとは今作が姉弟初共演。アルフィーの歌唱シーンにも注目だ。

 そのほか、作『サウンド・オブ・ミュージック』の原作者マリア・フォン・トラップ役を演じたジェマ・アータートンは、「マリアを演じることができて生涯の夢が叶った」と語り、ディスコの女王と呼ばれたドナ・サマーを演じたアンディ・オリバーは「たった5分間だけど完璧なドナ・サマーになりきったわ」と撮影を振り返っている。

■公開情報
『ビルド・ア・ガール』
10月22日(金)新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督:コーキー・ギェドロイツ
脚本:キャトリン・モラン
出演:ビーニー・フェルドスタイン、パディ・コンシダイン、サラ・ソルマーニ、アルフィー・アレン、フランク・ディレイン、クリス・オダウド、エマ・トンプソン
原作:キャトリン・モラン著『How to Build a Girl』
製作:アリソン・オーウェン、デブラ・ヘイワード
配給:ポニーキャニオン、フラッグ
提供:フラッグ、ポニーキャニオン
2019年/イギリス/英語/105分/DCP/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/R-15
(c)Monumental Pictures, Tango Productions, LLC, Channel Four Television Corporation, 2019
公式サイト:buildagirl.jp
公式Twitter/Instagram:@buildagirl_jp

関連記事