『ダンサー・イン・ザ・ダーク』4K版ポスター公開 一夜限りの200名限定先行上映会も
12月24日よりBunkamuraル・シネマほかにて全国公開される『ダンサー・イン・ザ・ダーク』4K版ポスタービジュアルが公開された。
本作は、デンマークが生んだ鬼才ラース・フォン・トリアー監督が、アイスランドの歌姫ビョークを主演に迎え、コラボレーションを果たした人間ドラマ。主人公・セルマは、過酷な運命に翻弄されながらも、自らの信念を貫き、愛する息子のために全てを投げ打つ。
母の無償の愛、絶望を乗り越える生命の輝きを、ミュージカルの手法を導入し、斬新な映像で描いた本作は、2000年の第53回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールと主演女優賞の二冠に輝いた。第73回アカデミー賞主題歌賞ノミネート、第58回ゴールデングローブ賞最優秀主演女優賞&最優秀主題歌賞にもノミネートされ、その年の映画界を席巻した。日本では2000年12月23日に公開され、興行収入24.2億円の大ヒットを記録。2022年6月に国内上映権利が終了するため、今回が日本最後の劇場ロードショーとなる。
チェコからアメリカにやってきたセルマは女手一つで息子を育てながら、工場で働いている。セルマを母のように見守る年上の親友キャシー、何かにつけ息子の面倒を観てくれる隣人ビル夫妻、セルマに静かに思いを寄せるジェフ。様々な愛に支えられながらもセルマには誰にも負えない悲しい秘密があった。病のために視力を失いつつあり、手術を受けない限り息子も同じ運命を辿るのだ。愛する息子に手術を受けさせたい懸命に働くセルマ。しかしある日、大事な手術代が盗まれ、運命は思いもかけないフィナーレへ彼女を導いていく……。
4K版ポスターのデザイナーは、2000年の日本公開時にも本作のポスターデザインを手がけた岡野登(Cipher.)。絶望的な状況に追い込まれるなか、内なる気持ちを歌にのせて口ずさみながらかすかに優しい笑みを浮かべたビョークの表情が印象的な一枚となっている。
また、最初で最後の4Kデジタルリマスター版劇場上映を記念して、一夜限りの200名限定4K先行有料上映会の実施も決定した。
■開催情報
200名限定『ダンサー・イン・ザ・ダーク』4K先行有料上映会
日時:10月27日(水)18:00開場/18:30開映
場所:新宿ピカデリー
チケット販売スケジュール:10月13日(水)18:00より新宿ピカデリー公式サイトにてオンライン販売、10月14日(木)劇場オープンから窓口で販売(残席がある場合に限る)
チケット料金:1,900円均一(招待券、割引使用不可)
■公開情報
『ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版』
12月10日(金)より新宿ピカデリー、12月24日(金)よりBunkamuraル・シネマほかにて全国公開
監督:ラース・フォン・トリアー
主演:ビョーク
配給:松竹
2000年/デンマーク/英語・チェコ語/カラー/スコープ/140分/ドルビーデジタル/原題:Dancer in the Dark/日本語字幕:石田泰子
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