『おかえりモネ』三生の指摘に落ち込む百音 サヤカが授けた先駆者の知恵とは

 百音の元に、パンフレットを目にした石月町の農家の女性が相談に訪れる。雨量が少なくなっていることは事実でその原因もわかったが、「雨が少ない状態はずっと続くの?」という質問に、百音はうまく答えることができない。漁協でも「悪くなる予想ばかりでは困る」と言われたが、地元の人が求めているのは、単なる予測ではない解決策あるいは前向きに決断するための指針ではないか。それらを提供することが気象予報士の仕事かはさておき、百音ならきっとその答えを見つけ出せるはずだ。

 亮(永瀬廉)と未知(蒔田彩珠)の時計の針は、止まったままで動き出す気配がない。クリスマスイブの夜も定時に帰されてしまった未知は、百音に「話してみてくれない?」と亮の胸の内を聞き出すように頼む。もう限界という未知の心の叫びを受け止めながらも、百音は「何言ってんの」とやんわりと拒む。「離れずにずっとそばにいるって、本当にすごいことなんだよ」。簡単そうに見えて、それは一番難しいことかもしれない。

※高田彪我の「高」ははしごだかが正式表記

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
※土曜は1週間を振り返り
出演:清原果耶、内野聖陽、鈴木京香、蒔田彩珠、藤竜也、竹下景子、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊、永瀬廉、恒松祐里、前田航基、高田彪我、浅野忠信ほか
脚本:安達奈緒子
制作統括:吉永証、須崎岳
プロデューサー:上田明子
演出:一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子ほか
写真提供=NHK

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