『プロミス・シンデレラ』早梅の気持ち固まる? 壱成&成吾、軍配はどちらに

 主人公・早梅(二階堂ふみ)への恋心をどんどん行動に移していく壱成(眞栄田郷敦)に風向きが味方した『プロミス・シンデレラ』(TBS系)第7話。

 旅館内での茶房でバイトを始めると壱成を取り巻く環境、評判が180度変わる。仲居たちの中でますます壱成ファンが増えるのは想定内だったが、何をやっても意外に手際が良く、これまで優秀な兄・成吾(岩田剛典)の存在と比較ばかりされてきた壱成だったが、どうやら実際のところそうでもないらしい。

 昔から片岡兄弟のことを知っている様子の芸者の菊乃(松井玲奈)いわく、不器用な努力家タイプの成吾に対して、幼少期からなんでも飲み込みが早かったのは壱成だったようだ。有名な華道家が評するには生花のセンスも成吾のものは「基本に忠実にこじんまりとまとまった印象」、一方今の壱成の作品は「荒々しい中にも力強い優美さ、情熱を感じさせる」。それはまるでさながら「恋をしている時の情熱」のようだとも言わしめる。

 旅館では、意見箱に早梅の悪評が書き込まれた投書が続く事件が起きるが、この犯人は菊乃ではないだろうか。早梅をピンチに追いやり、成吾が彼女を助け出す“見せ場”を作っているように思えるが、これがどうも菊乃の思惑通りには事は進まない。

 副社長として当然のことかもしれないが波風立てぬように事を丸く収めようと早梅の配置転換を申し出る成吾に対して、壱成はもっと自分の気持ちに忠実。目の前で起きていることへの違和感にも敏感だ。そしてまず、早梅がどうしたいのかを聞いて、その希望を尊重する。結果、壱成の半ば強引にも思えるやり方のおかげで、早梅は旅館を去らずに済んだのだった。実際には成吾は早梅を心配に思う余りに先走って感情的になってしまったと話していたが、壱成との親交を深めていく様子に焦りを感じているようにも見えた。

 好きなタイプを聞かれて思わず「大人な人」と答えた早梅に複雑な表情を見せる壱成だったが、今のところ成吾より壱成に軍配が上がっているように思える。

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