『スターダスト』新場面写真公開 ジョニー・フリンがデヴィッド・ボウイ役への決意を語る

 10月8日公開の映画『スターダスト』の新たな場面写真が公開された。

 本作は、音楽史にその名を刻むデヴィッド・ボウイの若き日の姿と、“ジギー・スターダスト”誕生を描いた物語。のちにボウイの最も有名な別人格“ジギー・スターダスト”を生み出すきっかけとなった瞬間の舞台裏、キャリアのターニングポイント、それに関わった人たち、そしてボウイの内面が映し出される。

 公開された場面写真では、ジョニー・フリン演じるボウイの姿が捉えられている。エミー賞受賞のテレビシリーズ『ジーニアス:世紀の天才 アインシュタイン』では若き日のアインシュタイン役を演じ、批評家選出テレビ賞ノミネート経験を持つフリン。

 これまで数々の映画にも出演しているフリンは、映画『ブルックリンの恋人たち』でアン・ハサウェイの相手役を務めたことも。その後も『アクトレス 女たちの舞台』に出演し、クロエ・グレース・モレッツらと共演。近年ではアニャ・テイラー=ジョイ主演の『EMMA エマ』、キャリー・マリガン主演のNetflix映画『時の面影』にメインキャストとして出演している。

 本作のオファーを受けた当時の心境を、フリンは「⻑年のボウイファンとして、最初は自分がボウイを演じるなんてバカバカしいと思った。自分のヒーローだった人物を演じるなんて考えるだけで恐ろしかった。どうやったら彼の遺した功績やアーティストとしての彼を裏切らずに演じられるかが分からなかった」と明かす。

 しかし、その後監督と話し、本作の制作意図に共鳴して出演を快諾。大ファンであるボウイを演じるにあたり「きちんと理解することを重要視してきた。デヴィッド・ボウイのものまねをするだけではいけない。デヴィッド・ボウイのものまねが得意な人はいると思うが、それではダメだ。彼がどんな人間だったのか、彼が何を考えていたのか、どういうリアクションをするのかなど、僕を通して彼の魂を表現している。僕にとって、デヴィッド・ボウイのただの真似事ではないことがとても重要だった」とボウイに似せることよりも1人の人間として演じたことを強調する。

 さらに「入れ⻭やコンタクトやウィッグ、コスチュームのお蔭で一定のところまではいけるが、私はボウイのレプリカになりたいわけではない。それでは見ていてつまらない。自信をもってリアルな人間を演じるのが重要だと思う」と語っている。

 なお、フリンのバンドJOHNNY FLYNN & THE SUSSEX WITは4枚のアルバムをリリースしており、世界ツアーも実施。劇中では、自身が作曲した楽曲を披露している。

 また、本作のマルチステッカー付きムビチケカードも8月25日より発売開始される。

■公開情報
『スターダスト』
10月8日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督:ガブリエル・レンジ
プロデューサー:ポール・ヴァン・カーター、ニック・タウシグ、マット・コード
脚本:クリストファー・ベル、ガブリエル・レンジ
出演:ジョニー・フリン、ジェナ・マローン、デレク・モラン、アーロン・プール、マーク・マロン
配給:リージェンツ
提供:カルチュア・パブリッシャーズ/リージェンツ
2020年/イギリス・カナダ/109分/原題:Stardust/PG12
(c)COPYRIGHT 2019 SALON BOWIE LIMITED,WILD WONDERLAND FILMS LLC
公式サイト:http://davidbeforebowie.com/
公式Twitter:@STARDUST_MOVIE

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