金子大地が黒木華と恋に落ちる? 『先生、私の隣に座っていただけませんか?』新場面写真

 9月10日公開の黒木華と柄本佑がW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』より、金子大地の新場面写真が公開された。

 『嘘を愛する女』『哀愁しんでれら』などを輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」の準グランプリ作品に輝いた本作。泉里香主演ドラマ『高嶺のハナさん』(BSテレ東)の監督を務める堀江貴大がメガホンを取り、黒木が漫画家の佐和子役、佐和子の夫で、同じく漫画家の俊夫役を柄本が務める。

 物語は、佐和子がある日突然、“不倫”を題材に新作漫画を描くと言い出すところから動き出す。そこにはそっくりそのまま自分たち夫婦が描かれ、佐和子の担当編集者・千佳と不倫をしていた俊夫は、佐和子にバレたかもしれないと精神的に追い詰められていく。さらに漫画は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へと急展開。俊夫は恐怖と嫉妬に震えながら漫画を読み進めていくが……。

 公開された場面写真は、金子演じる自動車教習所の先生・新谷歩の姿が切り取られたもの。車の中で佐和子を見つめるシーンと、車の前に私服で佇む様子が捉えられている。

 劇中、佐和子と俊夫の夫婦は、佐和子の母(風吹ジュン)のケガをきっかけに、しばらく佐和子の実家で暮らすことに。免許を持っておらず、どこへ行くにもいつも俊夫に送り迎えしてもらっていた佐和子だったが、これを機に教習所に通うことを決意する。そこで出会うのが、若くして先生を務める新谷。はじめは緊張と恐怖心で体がこわばりうまく運転できずにいたが、新谷のやさしく熱心な教えにより徐々に上達していく佐和子。それと同時に、他愛のない会話からふたりは少しずつ親密になっていく。教習所に笑顔で通い始める佐和子に不信感を持った俊夫はある日、こっそり覗いた佐和子の漫画の中に教習所の若い先生と淡い恋に落ちていく佐和子そっくりの人物が描かれていることを知るのだった。

 金子のキャスティングについて堀江監督は「ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』(NHK総合)での演技が印象的だった」と明かし、「佐和子の漫画の中のキャラクターとしても描かれる新谷は、より人間味を持たせる上で視線や瞳の動かし方が重要だと思っていた」とした上で「(金子さんは)瞳の揺れ方が特徴的」と称賛を寄せた。

 金子は新谷を演じるにあたり、「台本を読んだ時に、自分に出来るのかなというぐらい、僕とは真逆のとても爽やかな役柄だったのですごく悩みました。堀江監督がひとつひとつ丁寧に演出してくださったので、演じ切ることができました」と堀江監督との作業を語る。

 また、車内という密閉された空間と真夏の撮影現場だったということで、「とにかく暑くて大変だった」と撮影時を振り返り、「運転しながらのお芝居が初めてだったのですごく不安だったのですが、黒木さんの人柄やお芝居をしやすい環境を作っていただいたこともあり、安心して演じることが出来ました。黒木さんもマンガやアニメがお好きなので、撮影の合間にはお互いのおすすめの作品の話などで盛り上がりました」と黒木との共演を振り返った。

 そして、金子は今回演じる新谷役について「実はこういう人だったんだと、ある意味、観客の方を驚かせるような部分を託されていたので、とにかく爽やかな好青年で、まるで王子様でこの世界に実際にいるのかどうか分からないような人物という点を強く意識して演じるように心がけました」と明かした。

■公開情報
『先生、私の隣に座っていただけませんか?』
9月10日(金)、新宿ピカデリーほか全国公開
出演:黒木華、柄本佑、金子大地、奈緒、風吹ジュン
脚本・監督:堀江貴大
劇中漫画:アラタアキ、鳥飼茜
主題歌:「プラスティック・ラブ」performed by eill
製作:「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
制作プロダクション:C&I エンタテインメント
配給:ハピネットファントム・スタジオ
(c)2021『先生、私の隣に座っていただけませんか?』製作委員会
公式サイト:https://www.phantom-film.com/watatona/
公式Twitter:@watatona_2021
公式Instagram:@watatona_2021

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