小野賢章×上田麗奈、ガンダムシリーズ参加は“プレッシャー” 『閃光のハサウェイ』対談
オススメの見方は小説と同時に観る!?
ーー上田さんは演じる上で、どういった部分を意識して取り組まれましたか?
上田:いままで皆さんが抱いているであろうイメージや、以前担当されていた方が作り上げたギギというのは一旦置いておいて、まずは自分なりに解釈してみました。やはり思うのは、ギギは多面性がある。でもそれはわざとではなくて、生活してきた中でそうならざるを得なくて、多面性があるように感じられているだけというのも感じました。大人にならざるを得なかった部分と、心の中にある子どもの部分といったものが、ものすごいスピードで自在に出たり入ったりしながら、世を渡り歩いている。そういったイメージを持ちながら演じた思い出があります。
ーースタッフさんとのお話の中で驚きだった部分や、解釈などはありますか?
上田:「ギギは優しくならずにいてほしい」とディレクションいただいたのは、すごくびっくりしました。相手に対してどこまで傲慢でいていいのか、そのさじ加減が難しかったんですけど、「もう少しマイルドな言い回しになるのかな」と思っていたシーンも、「もっと身勝手な感じで」とディレクションがあったりして。そういった部分には、かなり苦戦させられた記憶があります。
ーー公開延期を経て、ようやく6月12日に封切りとなります。改めて、現在のお気持ちをお聞かせください。
小野:百聞は一見にしかずというように、あれこれ説明するよりも観て感じていただけるのが一番いいかなと思います。映像も音もすごいので、映画館で観ていただきたいです。今回の映画に関しては、いい意味で不親切というか、説明や演出で、あえてわかりやすさを省いているところがあるので、ご自身で観てどう感じるのか、確かめていただけたらなと思います。
上田:確かに、1回目だとわからない部分がたくさんあると思います。だから小説を読んでみようと思っても意外とわからなかったりするんですよね(笑)。小説以上に整理整頓されているシーンもあるし、逆に説明が省かれていてスッキリしている部分もあるし、本当に絶妙なラインで映画化されているなと。ハサウェイの腹のうちがなかなか読み込めない感じとか観ていてもどかしい気持ちになる絶妙な物語を、美しい映像や音楽と共に、是非楽しんでいただけたらなと思います。
小野:僕のおすすめは、直前に『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を観てから『閃光のハサウェイ』を観るとものすごく面白いです。映像をいただいて、そのまま流れで観たのですが、すごく良かったです。
上田:なるほど! 私のおすすめは、「小説を読みながら観る」です。めちゃめちゃ面白いですよ(笑)。
小野:それ超速読しなきゃいけないじゃん(笑)。
上田:(笑)。
■公開情報
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
全国公開中
声の出演:小野賢章、上田麗奈、諏訪部順一、斉藤壮馬、古谷徹、津田健次郎、石川由依、落合福嗣、武内駿輔、松岡美里、沢城千春、種﨑敦美、山寺宏一
企画・製作:サンライズ
原作:富野由悠季、矢立肇
監督:村瀬修功
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン:pablo uchida、恩田尚之、工原しげき
キャラクターデザイン:原案 美樹本晴彦
メカニカルデザイン:カトキハジメ、山根公利、中谷誠一、玄馬宣彦
メカニカルデザイン原案:森木靖泰
総作画監督:恩田尚之
色彩設計:すずきたかこ
CGディレクター:増尾隆幸、藤江智洋
編集:今井大介
音響演出:笠松広司
録音演出:木村絵理子
音楽:澤野弘之
主題歌:[Alexandros]「閃光」(UNIVERSAL J/RX-RECORDS)
配給:松竹ODS事業室
(c)創通・サンライズ
公式サイト:http://gundam-hathaway.net/
公式Twitter:@gundam_hathaway
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6月29日(火)