『青天を衝け』山崎育三郎が伊藤博文役で大河ドラマ初出演 武田真治&大倉孝二も
吉沢亮が主演を務めるNHK大河ドラマ『青天を衝け』の新キャストが発表された。
本作は、新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一を主人公とした、大河ドラマ第60作目。幕末から明治へと、時代の大渦に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように高い志を持って未来を切り開いた渋沢の姿を描く。
新たに発表されたキャストは3名。江戸幕府の勘定奉行であり財政改革における栄一(吉沢亮)の憧れだった小栗忠順役に武田真治、明治維新期に外交などで手腕をふるい、栄一を新政府へ登用した大隈重信役に大倉孝二、攘夷を唱えた長州藩士からやがて初代内閣総理大臣をも務めた伊藤博文役に山崎育三郎が抜擢された。山崎は本作が大河ドラマ初出演となる。
コメント
武田真治(小栗忠順役)
2011年の『江〜姫たちの戦国〜』以来、十年ぶりの大河ドラマ参加に心震えています。私の役どころ小栗忠順は、1860年には、地球を一周し、帰国後は多くの奉行を務め、江戸幕府の財政再建や、洋式軍隊の整備、横須賀製鉄所の建設など、幕府側から近代化政策を行い、渋沢栄一の人生に多大な影響を与えたと言われています。徳川に仕えながら日本の未来のために尽力していた小栗と、当初攘夷(じょうい)討幕を唱えていた栄一の出会いが、どのようなものだったか、「日本経済の父」と呼ばれる栄一に与えた影響とは…。混沌とした幕末に思いを馳(は)せ、大切に演じさせて頂きます。
大倉孝二(大隈重信役)
渋沢を政府に誘い、総理大臣、外務大臣等を歴任、近代産業の発展に貢献、政党や大学も作った、誰もが知る明治大正期のビッグネーム。
豪放磊落で「民衆政治家」と呼ばれ親しまれた。
そんな大隈重信をやらせていただくことになりました。
大変なことです。もう一度言わせてください、大変なことです。
作品に貢献出来るよう尽力させていただきます。
山崎育三郎(伊藤博文役)
日本の初代内閣総理大臣、伊藤博文を演じさせて頂きます。
大日本帝国憲法の起草者の一人であり、幕末から明治へ日本を近代化に導いた偉人。
「周旋の才あり」と言われた伊藤博文のように、人と人との繋がりを大切に、敬意を持って誠実に挑みます。
素晴らしい役者の皆さんと作品創りが出来る事を楽しみにしています。
■放送情報
大河ドラマ『青天を衝け』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアムにて、毎週日曜18:00~放送
BS4Kにて、毎週日曜9:00~放送
出演:吉沢亮、小林薫、和久井映見、村川絵梨、藤野涼子、高良健吾、成海璃子、田辺誠一、満島真之介、岡田健史、橋本愛、平泉成、朝加真由美、竹中直人、渡辺いっけい、津田寛治、草なぎ剛、堤真一、木村佳乃、平田満、玉木宏ほか
作:大森美香
制作統括:菓子浩、福岡利武
演出:黒崎博、村橋直樹、渡辺哲也、田中健二
音楽:佐藤直紀
プロデューサー:板垣麻衣子
広報プロデューサー:藤原敬久
写真提供=NHK