中川翼、長澤樹、生駒里奈、柳葉敏郎ら共演 『光を追いかけて』予告編&ポスター公開

 中川翼主演映画『光を追いかけて』の公開日が10月1日に決定。あわせて予告編とポスタービジュアルが公開された。

 数々のCMやMVなどを手がける成田洋一が監督・脚本を務めた本作の舞台となるのは、秋田県南秋田郡井川町とその周辺部。秋田県出身の俳優・柳葉敏郎と、同じく秋田県出身の女優・生駒里奈が出演するほか、ヒロイン役に映画初出演の長澤樹が抜擢された。

 東京から秋田に転校してきた内気な中学生・彰(中川翼)は、収穫間近の田んぼにできたミステリーサークルで美少女・真希(長澤樹)に出会う。大人になることを強いられる彰と、大人になることを拒否する真希の思春期ならではの眩しさと、心の痛みが交錯する。

 公開された予告編では、光を失った町に引っ越してきて“大人になることを強いられる”彰と、“大人になることを拒否する”真希、そして閉校を哀しむ生徒たち、そうした子供たちの不安が、彰の父や真希の叔父・秀雄(柳葉敏郎)、閉校となる学校の教師・美晴(生駒里奈)ら、大人たちへも稲穂が風に波打つように伝播し、ミステリーサークルのように渦を巻きながらそれぞれの葛藤が映し出される。

『光を追いかけて』予告編

 あわせて公開されたポスタービジュアルでも「光を望むな」「光となれ」という印象的なコピーとともに、彰と真希をはじめとして、それぞれが想いを秘めた表情を浮かべている。

コメント

成田洋一監督

思春期、それは人生の中で一番不安定で、世界が毎日変わって見える時期かもしれません。私自身、恋愛、友情、勉強、親との関係で悩み、トンネルに入り、ようやく光を見つけたと思ったら、また入る、そんな毎日でした。でも、その光は大なり小なり輝いていて、必ず、必ず存在するのです。その繰り返しが人生だし、ほんのわずかな輝きがあるだけで人生はすこぶる楽しいのです。この映画は、1991年に私の故郷に現れた緑の光とミステリーサークルの事件をモチーフにしてます。もし、美しい田んぼが広がる過疎の町で、心の均衡をぎりぎり保っている思春期の子供たちと、過疎の不安を隠しながら生活している大人たちの前に「それ」が現れたら...きっと均衡が崩れ、彼らのさまざまな思いが露わになり、ぶつかり合うのではないかと。そして、それは「その先の未来:光」に向かうために必要な儀式ではないかと思うのです。誰にも「光」は存在します。それを追いかけていけば必ず辿り着けるのです。思春期の子供たちへ、そして思春期を忘れかけている大人たちに是非見てもらいたい映画です。

中川翼

完成した映像を見た時、どこかにあった不安な気持ちがすっと消えていきました。きっと僕にとって、人生のターニングポイントになる映画だと思います。成田監督を始め、秋田の撮影では現地の皆さんとの素敵な出会いがありました。自分の居場所を探していた彰も、人見知りだった僕も、この映画が変えてくれました。今すぐ秋田に行きたくなる、秋田の魅力満載の映画になっています。一面に広がる大自然に注目して、見てみてください。

長澤樹

初めての映画、何も出来ない私が真希を演じられるか不安でした。真希は台風みたいな子で自分とは全然違うと思っていました。でも撮影が始まり、真希に寄り添ってみるとそんなことはなくて。共感できる部分が沢山あり、それが段々と増えていく事が楽しくてあっという間でした。この美しい作品が完成したのは監督・キャストやスタッフ・地元の皆さん、そして秋田という素敵な場所があったからです。この作品が皆さんの希望の光になりますように。

生駒里奈

我が故郷秋田を舞台にした作品に出演する事が出来て素直に嬉しいです。この作品は秋田そして田舎のリアルを細かく美しく映し出された作品です。主演の皆さんの10代の心の痛みや、私が演じた若者の葛藤、親世代、祖父母世代の気持ちを成田監督が素晴らしい映像で切り取っています。私がなんとなく見ていた地元の田園風景がこんなに宝物だったなんて、、、空の広さに感動して、嬉しいのに涙が溢れました。是非、沢山の方に見て頂き、日常にある景色や自分の心を感じで頂けたらと思います。

柳葉敏郎

大人が変わらなければ子どもも変われない。この作品を通して、秋田県民のみならず、人生に一歩踏み出す勇気を持つことの大切さに気づいてほしい。

■公開情報
『光を追いかけて』
9月23日(木・祝)秋田・AL☆VEにて先行公開
10月1日(金)グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開
出演:中川翼、長澤樹、生駒里奈、柳葉敏郎ほか
監督:成田洋一
脚本:成田洋一、作道雄
配給:エレファントハウス
制作プロダクション:ソウルボート
製作:「光を追いかけて」製作委員会
(c)2021「光を追いかけて」製作委員会

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