作・坂上忍×絵・くっきー!による絵本『リクはよわくない』アニメ映画化決定

 坂上忍が書き下ろし、くっきー!(野性爆弾)が挿絵を描いた絵本『リクはよわくない』がアニメーション映画化され、2021年秋に公開されることが決定した。

 5歳の「ぼく」と子犬の「リク」とのなにげない日々を通していのちの大切さを浮かび上がらせる本作。イタリアン・グレーハウンドのリクのほかにも、気の強いチワワのツトム、お調子者のミニチュア・ダックスフントのヨースケ、菩薩のように穏やかなフレンチ・ブルドッグのマルちゃん、そして、やさしくて食いしん坊のパグのパグゾウなど、個性豊かな犬たちがたくさん登場し、にぎやかで楽しい“犬がいる暮らし”が描かれる。映像化にあたり、原作には登場しない細かなエピソードを追加され、オリジナルストーリーとし展開。『おしりかじり虫』第3シリーズの荒川眞嗣が監督を務める。

 犬14匹、猫4匹とともに生活し、無類の動物好きとしても知られる坂上はリクについて、「リクとはたった1年しか一緒に暮らせませんでしたが、彼を失ったことが今の動物たちとの暮らし方のきっかけになっています。動物と一緒に暮らす喜びや大変さを伝えたい。どうかこの映画が動物たちを可愛がってくれるきっかけになれたらいいなと思います」とコメントしている。

 絵を担当したくっきー!は、坂上から絵の依頼を受けた当初の思いを「正直なところ、俺が描いてええんか? と思いました。めちゃくちゃいい話なので」と率直に吐露しつつ、本作について「絵本のストーリーを読んだ時点で泣きじゃくりました。目から水分がすごく出て身体がカスカスになりました」とコメントしている。

 また、4月9日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)ならびに『坂上どうぶつ王国3時間スペシャル』(フジテレビ系)では、鋭意制作中のアニメーションのパイロット映像が公開される。

(左から)坂上忍、くっきー!(野性爆弾)
『リクはよわくない』作:坂上忍/絵:くっきー!(インプレス刊)

 

コメント

作:坂上忍

坂上忍

私は子どもの頃から動物たちと一緒に生活していましたが、幼い頃はどこか無責任な飼い方をしてしまっていて……。その贖罪というんでしょうか、取り戻せなくてもやり直すことはできるんじゃないか、という気持ちで動物たちと暮らしています。リクは五男坊ですが、それまで飼っていた4匹のわんちゃんたちが、それなりにしつけがうまくいっていて元気に暮らしてくれていたこともあり、少し調子に乗ってしまっていたんです。自分ならリクを元気にできると。でもリクとはたった1年しか暮らすことができませんでした。
だから「僕と同じ過ちを犯してほしくない」という気持ちがあります。もし少しでも可愛いなと思ったら、動物を大事にしてほしいなと。リクを失ったことが今の動物たちとの向き合い方のきっかけになっているんです。
ある番組のロケで、幼稚園で絵本の読み聞かせをしたとき、目をキラキラさせながら一生懸命聞いてくれる子どもたちの姿を見て、動物と一緒に暮らす喜びや大変さを、絵本を通してなら伝えられるんじゃないかと思いました。こんな後悔を抱えたおじさんが書いた物語ですが、どうかこの映画が動物たちを可愛がってくれるきっかけになれたらいいなと思います。

絵:くっきー!(野性爆弾)

くっきー!(野性爆弾)

がみっちゃん(坂上忍)に「絵を描いてくれないか」と言われて、「がみっちゃんが言うのなら!」ということで引き受けました。だけど、正直なところ、俺が描いてええんか?と。めちゃくちゃいい話なので。自分のグロテスクな部分をこそいで聖人たる気持ちで描きました。
ハンカチーフの用意をしてほしいですね。(泣き)じゃくりますよ。絵本のストーリーを読んだ時点で泣きじゃくりました。目から水分がすごく出て身体がカスカスになりました。高野豆腐を湯がく前のようなね。そのあと風呂に入ったらすぐに戻りましたけど……(笑)なので、映画を観るときは大きめのバスタオルの準備とお風呂を沸かした状態で観に行ってほしいですね。

■公開情報
『リクはよわくない』
2021年秋公開
監督:荒川眞嗣
原作:『リクはよわくない』作:坂上忍/絵:くっきー!(インプレス刊)
アニメ制作:勝鬨スタジオ/十文字
音響制作:チャンスイン
音響監督:サイトウユウ
配給:東京テアトル/チャンスイン
製作幹事:MMDGP/チャンスイン
(c)坂上忍/くっきー!/インプレス/MMDGP/リクはよわくない製作委員会
公式サイト:https://riku-movie.com
公式Twitter:@rikuyowakunai