『21ブリッジ』共同プロデューサー、C・ボーズマンと複数作品を製作段階だったことを明かす

 4⽉9⽇公開の『21ブリッジ』で主演・プロデュースを務めたチャドウィック・ボーズマンと共同プロデューサーのローガン・コールズのインタビュー映像が公開された。

 2020年8月28日、ガンのため43歳の若さで亡くなったボーズマンが主演を務めた本作は、ニューヨークのマンハッタン島を舞台に、警察官の父を殺害された過去を持つアンドレ刑事(チャドウィック・ボーズマン)が、孤立無援の中、街ぐるみの犯罪に挑むクライム・アクション・ミステリー。

 『アベンジャーズ/エンドゲーム』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の監督ほか、多くのヒット作を手がけるジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソ兄弟が製作を務め、『ゲーム・オブ・スローンズ』などのブライアン・カークが監督を担当。共演には、『アメリカン・スナイパー』のミラー、『バトルシップ』のテイラー・キッチュ、『セッション』のJ・K・シモンズらが名を連ねている。

『21ブリッジ』インタビュー映像

 公開されたインタビュー映像では、ボーズマンが「主演と製作の時間をうまく配分することを⼼掛けたよ。役者の僕は出番がないとオフになるけど、現場に顔を出すようにした」と本作で主演とプロデューサーを兼任したことについて語っている。実際のニューヨーク市警の退職警官を技術顧問として招いたり、物語の設定と同じにするため敢えて難易度の⾼い夜間撮影に挑むなど、徹底してリアリティを追求した本作。「僕が製作に携わったのは主に撮影に⼊る前だ。そこで多くを提案したよ」という⾔葉通り、本作の製作スタイルには、ボーズマンのストイックな性格が反映されており、それが彼の迫真の演技に直結している。

 また、俳優とプロデューサーの兼任は「⼿⼀杯な時もあったかもな」と振り返りながらも、「撮影中、僕の意⾒が要る時はローガンが聞きに来てくれたんだ」と、共同プロデューサーのローガン・コールズのおかげで撮影中は演技に集中できたことを明かしている。コールズはボーズマンがハワード⼤学で演劇の脚本を書いていた頃から共に作品制作を⾏っており、ボーズマン主演作『キングのメッセージ』でも共にプロデュースを⾏なっている盟友。残念ながら彼がこの世を去り実現できなくなってしまったが、ボーズマン主演で実在したアフリカ⼈の侍・弥助を描く映画のほか、ボーズマンとコールズは複数の作品を共に製作段階だった。コールズは、ボーズマンが闘病中であったことを知る数少ない⼈物の1⼈で、ボーズマンとの最後の会話でそれらの作品を⼀緒に作りたかったと話すと、「(製作を)⽌めないでくれ」と後押しされたことをインタビューで明かしている。

■公開情報
『21ブリッジ』
4⽉9⽇(金)全国ロードショー
監督:ブライアン・カーク
脚本:アダム・マーヴィス、マシュー・マイケル・カーナハン
製作:ジョー・ルッソ、アンソニー・ルッソ
出演:チャドウィック・ボーズマン、シエナ・ミラー、テイラー・キッチュ、J・K・シモンズほか
配給:ショウゲート
2019/中国・アメリカ/99分/原題:21 Bridges
(c)2019 STX Financing, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:21bridges.jp
公式Twitter:@21bridges_jp
公式Facebook:https://www.facebook.com/21Bridgesmoviejp

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