『知ってるワイフ』『あんのリリック』出演 安藤ニコ、ドラマの現場で学んだ芝居の“刺激”

“緊張”との付き合い方

ーーお話をしていると、安藤さんご自身はかなり緊張しがちなタイプなんですかね?

安藤:最近はあまり緊張しなくなりつつあるんですけど、“常に緊張してる”というくらい緊張しています。

ーーそれは撮影が始まったら、スイッチが入るんですかね?

安藤:モデルのお仕事はそういうスイッチがあると思います。ランウェイのときは、歩く数秒前までもう吐き気がするくらい緊張してることもあって。でもやっぱり歩くと、音楽と服とランウェイでもう忘れられるんです。お芝居もそうかもしれないですね。カメラが回ったら、流れに任せて、最近はできている気がします。以前はうまくいかないことがたくさんあったんですけど、事務所の社長さんに「考えすぎな部分をちょっと忘れて流れに任せてみたほうがいいよ」とアドバイスをもらってから、うまくいくことが多くなった気がします。

ーー安藤さんは、フォスターのYouTubeチャンネルでMCというか、広瀬さんに突撃してみたりしていますよね。そういった経験もお芝居へ還元されている実感はありますか?

安藤:そうですね。人見知りな部分もあるので、緊張して人のお話を自分からあまり聞けなかったこともあったんです。でもYouTubeを通して、グイグイいかないと成立しないので、自然と聞く立場になり、怖さがなくなった気がします。

ーー安藤さんはモデルからキャリアをスタートしたわけですが、ここまで続けてきてお芝居の仕事について考え方が変わったりしましたか?

安藤:もともと映画やドラマが大好きでだったんです。でも女優さんや俳優さんに対するリスペクトがすごく強かったので、逆に自分が出る側の人間になるのを想像できなくて。そこで自分で勝手に壁を作ってしまっていた部分もあって、最初は挑戦したいけど私にはできないという想いが大きかったです。でも最近は、うまくいってる実感も少しずつ出てきたので、今はびっくりするくらいお芝居が本当に楽しいです。いろんな作品に出て、いろんな方々とお会いして、役者さんの演じる姿勢や、お芝居に関することをいろいろと教えていただいて、こんなに素晴らしい世界なんだなっていうのを理解しています。お芝居をしているときはその世界観に入って楽しめたらなっていう意識をしています。

ーー女優としての目標はありますか?

安藤:私自身、女優さんや俳優さんにすごく影響を受けてきたので、自分のお芝居を通して、何かを感じさせられるようなお芝居ができたらいいなと思います。あとはお芝居をしていて、自分でもびっくりするほど感情が役と一致する瞬間があるんです。それをもっと映像で残せるようになれたらなと思っています。それは自分に対するゴールで、全体的なゴールとしてはは、人に影響を与えられるくらいの女優さんになりたいです。

『知ってるワイフ』『あんのリリック』出演 安藤ニコ、ドラマの現場で学んだ芝居の“刺激”

■放送情報
『ドラマWスペシャル あんのリリック-桜木杏、俳句はじめてみました-』
WOWOWプライムにて、2月27日(土)21:00〜前編、3月6日(土) 21:00〜後編放送
WOWOWオンデマンドにて、2月27日(土)22:30〜前後編一挙配信
出演:広瀬すず、
原作:堀本裕樹『桜木杏、俳句はじめてみました』(幻冬舎文庫)
監督:文晟豪
脚本:荒井修子
音楽:Akiyoshi Yasuda(★STAR GUiTAR)
(c)WOWOW

木曜劇場『知ってるワイフ』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00~22:54放送 
出演:大倉忠義、広瀬アリス、松下洸平、川栄李奈、森田甘路、末澤誠也(Aぇ!group/ジャニーズJr.)、佐野ひなこ、安藤ニコ、マギー、猫背椿、おかやまはじめ、瀧本美織、生瀬勝久、片平なぎさ、
脚本:橋部敦子
編成企画:狩野雄太
プロデュース:貸川聡子
演出:土方政人、山内大典、木村真人
音楽:河野伸
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
(c)フジテレビ

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