『ボス恋』中沢のドSっぷりも話題 ラブコメから大河まで、間宮祥太朗の勢いが止まらない!
「ドS先輩」の男気溢れる告白シーンには多くの視聴者が心を奪われただろう。『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系、以後『ボス恋』)に出演し、存在感を見せるのは間宮祥太朗だ。『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』(日本テレビ系、以後『#リモラブ』)の五文字順太郎役に続き『ボス恋』の中沢涼太役と、2クールに渡りヒロインに想いを寄せるもなかなか成就しない、“当て馬”キャラを演じ、その幅広い演技力と多くの人を虜にする切なげな瞳で今話題となっている。
15歳の時に『スクラップ・ティーチャー〜教師再生』(日本テレビ系)で俳優デビューをした間宮は、当時のことを「そのとき僕は、端っこにいるチョイ役でした」と振り返る(参考:間宮祥太朗と鶴瓶のちょっと恥ずかしい共通点は? 仲良しの人気アイドルN出演交渉も!:チマタの噺|テレ東プラス)。そこからコツコツと堅実にキャリアを積み重ね、8年後には『ニーチェ先生』(読売テレビ・日本テレビ系)で初主演を飾る。さらにNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で朝ドラ初出演にしてヒロインの夫役を務め、2020年にはNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で主人公・明智光秀の重臣・明智左馬助を演じるなど、俳優として申し分のないキャリアを手にしてきた。
間宮の俳優人生で特筆したいのは、大ブレイクのきっかけとなる代表作に関係なく、コンスタントに出演作品を増やし続けていることだろう。映画、ドラマに関わらず出演作では、個性的な役から複雑な役まで難なくモノにしていく。こうした確固たる実力こそが、間宮の強みであり魅力なのだ。特に2020年から2021年にかけては、これまで以上に飛躍の年となったように感じる。
まず注目すべきは『麒麟がくる』での左馬助役だ。明智光秀(長谷川博己)の重臣となる越前編からは、ほぼ毎話のように登場し、主人公の右腕として光秀を支え続けた。左馬助の兜といえば兎の耳と月が付いていることで有名だが、間宮版左馬助が兎耳の兜姿で登場した際には、その可愛らしさが顔立ちを引き立たせる。