A24×プランBのタッグ作『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』で“アメリカの今”を知る
いわゆるA24印とも言える、映像美とエディットの華麗さも楽しむことができます。リアリティ溢れる風景の中に突然ファンタジックな演出が程良いスパイスとなっており、観客を飽きさせることはないでしょう。肩肘を張らずとも、楽しめる作品になっています。
プランBらしさとA24らしさのいいとこ取りとも言える本作。現代のアメリカの空気感を知るに打ってつけの作品だと思うので、コロナ禍で渡航も難しい今、小旅行の気持ちで映画館を訪れてみてはいかがでしょうか。
■公開情報
『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』
新宿シネマカリテ、シネクイントほか全国公開中
監督・脚本:ジョー・タルボット
共同脚本:ロブ・リチャート
原案:ジョー・タルボット、ジミー・フェイルズ
音楽:エミール・モセリ
出演:ジミー・フェイルズ、ジョナサン・メジャース、ロブ・モーガン、ダニー・グローヴァー
配給:ファントム・フィルム
原題:The Last Black Man in San Francisco/2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/120分/PG12/字幕翻訳:稲田嵯裕里
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公式サイト:phantom-film.com/lastblackman-movie/