『アダムス・ファミリー』杏、二階堂ふみ、生瀬勝久、ロバート秋山が独特なファミリー像を展開!?

 映画『アダムス・ファミリー』公開記念イベントが9月26日に都内で行われ、吹替版キャストの杏、生瀬勝久、二階堂ふみ、秋山竜次(ロバート)が登壇した。

 アルフレッド・ヒッチコックやティム・バートンにインスピレーションを与え、アメリカで長年に渡って愛されてきた漫画『アダムス・ファミリー』がCGアニメとしてスクリーンに帰ってきた。

 キャラクターを連想させる衣装で登場した4人。一家の中心、母モーティシアを演じた杏が「ファミリーが揃うのは今日が初めてですけど、本当に実写ですね」とイメージとの一致ぶりに驚くと、父ゴメズを演じた生瀬は「ビジュアルオーディションで抜擢されました」と冗談を交えて挨拶した。

 「小さい頃から(実写版と本で)100回以上観ている」という二階堂。念願のウェンズデー役に「やったー!」と全身で喜びを表現した。ゴメズの兄、フェスターおじさん役の秋山は「世界三大ファミリーがシルバニアファミリー、高島ファミリー、そしてアダムス・ファミリー。こんな有名なファミリーに携わることができて光栄です」と冒頭から笑いを誘った。

 社会情勢を考慮し、本作のアフレコは一人ずつ個別に行われた。杏は「別々ではあるんですけど、いろんなことを想像しながら挑んで、仕上がりを見て『やっぱり! みんなすごくぴったりだな』と感じました」と振り返った。「声の仕事は初めて」という二階堂は「『どういう声になるんだろう』と想像がどんどん膨らんでいって、それがすごい楽しかったです」と初挑戦の手ごたえを語った。妻と娘からバトンを引き継いだ生瀬は「本当にやりやすかったです」とファミリーの絆に感謝を伝えた。

生瀬勝久

 生瀬に「後で見て笑っちゃいました」と言わせたのは秋山。フェスターおじさんを指しながら「こんな顔なんで、どういう声を出せばいいんだろうと。(目、鼻、口が)けっこう真ん中に集まっちゃってるんで、そこから入りましたよね。1回、集めて。そのトレーニングもやって、その後ですかね。順番を追って」となりきり方を解説。独特すぎる役作りに、共演者は笑いをこらえるのに必死だった。

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