田中圭、相棒・山田涼介とは「とっさに出るノリが一緒」 『キワドい2人』でのバディ共演を語る

 山田涼介が主演を務めるTBS金曜ドラマ『キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木』が、現在放送中だ。

 第56回江戸川乱歩賞を受賞した横関大による刑事小説『KS 池袋署刑事課 神崎・黒木』(講談社文庫刊)を映像化する本作は、人情派の生真面目キャリア刑事・神崎隆一が、超破天荒なキレ者刑事・黒木賢司とタッグを組み、池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑む刑事ドラマ。山田が神崎隆一、田中圭が黒木賢司をそれぞれ演じ、性格も価値観も捜査方針も正反対の超凸凹バディを組む。

 今回リアルサウンド映画部では、山田とバディを組む田中にインタビューを行い、2人ならではのバディや山田との意外な共通点、そしてコロナ禍で気付いたことについて語ってもらった。

「山田くんは、(自分と)似ている」

ーー山田さんとのタッグの相性はいかがですか?

田中圭(以下、田中):山田くんは、(自分と)似ているな〜って思います(笑)。もちろん、山田くんと僕で根本は違うんですが、とっさに出るノリが一緒だなと見ていて感じますね。この前、別のインタビューで、山田くんが「友達のサプライズをすごくやった」って言っていて。サプライズをしたい人っているじゃないですか? 僕も前はそういうタイプだったんですよ。最近はぱったりやらなくなっちゃったけど。

ーー山田さんとは初共演になります。

田中:最初、山田くんを見たときは、「一緒にお芝居する人」というより「うわ、アイドルだ!」と思いました(笑)。すごくキラキラしていたのが印象的でしたね。だから、距離の縮め方とかどうしようと思っていたんですが、結果的に神崎と黒木の出会いのシーンの撮影からすぐに馴染みました。

ーー山田さんの俳優としての魅力は?

田中:真面目さが彼の武器だと思います。俳優なんて言ってしまえば、人間性や感性が役とどうマッチするかどうかという仕事ですが、彼本人がすごく魅力的なので、いろんな役を演じられるんじゃないかな。山田くん自身からも、すごくお芝居が好きな感じが伝わってくるので、今後も楽しみです。

ーー田中さんが演じる黒木賢司は、破天荒な刑事という役柄です。

田中:賢司は一見、破天荒でめちゃくちゃに見えるけど、実はすごくクレバーなんです。冷静に行動できるけど大胆さも持ち合わせている魅力的な男で、捜査にいろんな人を巻き込んでいく。「巻き込んじゃいかんだろ」とは思いますけど(笑)。刑事っぽくはない刑事というのが面白いところです。

ーーお二人ならではのバディの魅力は?

田中:「兄弟」という設定が特徴だと思います。仕事関係のバディじゃなくて、兄弟だからこそできる関係や感じられる共通点が、仕事以外の場面でも見られると思うので注目してください。1週間の1つの楽しみになってもらえたら嬉しいです。

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