石原さとみの患者役・穂志もえかはミスiD出身の注目女優 『アンサング・シンデレラ』ゲストが活躍

 心春(穂志もえか)の退院が決定し、大喜びしていたみどり(石原さとみ)であったが、思わぬ事態に困惑する。心春に肺塞栓が見つかり退院が伸びてしまったのだ。『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系、以下『アンサング・シンデレラ』)の第7話では“入院”にフォーカスを当て、雲隠れ入院をする国会議員の古賀(渡辺真起子)と退院を待ち望む心春の姿を描く。

 みどりにとって初めて担当した患者が心春であった。当時まだ新人であるみどりにとって、白血病の患者を担当するのは、正直言って荷が重いことだろう。しかし、瀬野(田中圭)はみどりの背景を知った上で心春の担当を任せた。それはみどりの妹が心春と同じ白血病で亡くなっていたからなのだ。

 誰に対しても平等に接することが望まれる薬剤師の仕事の中で、みどりは1人の患者に感情移入してしまいがちだった。しかし、心春との関わりや、瀬野の指導もあり、どの患者に対しても「一生懸命に」対応する薬剤師へと成長する。それは時に刈谷(桜井ユキ)との対立の元となったり、医師から叱責される原因にもなるが、同時にみどりが薬剤師として働く上での一番の強みであるとも言えよう。

 さらに今回、第1話からみどりを信頼する入院患者として度々登場していた心春についてのエピソードが描かれる。第4話では、摂食障害で入院していた「娘娘亭」の一人娘、樹里(久保田紗友)に服を貸すなど、院内の他の患者に対しても親切に接してきた心春。しかし自身も病気で子供のころから辛い思いをし、大好きなバレエを諦めたり、みどりに憧れて進学したはずの大学の薬学部も休学しなければならなかった。

関連記事