『微笑む人』インタビュー
松坂桃李が明かす、人や物事との向き合い方 「信じる気持ちと、聞く力が大事」
「信じる気持ちと、聞く力が大事」
ーー『微笑む人』を観ると人に対していろいろなことを考えさせる作品だと思いました。松坂さんがこの作品で学んだことはありますか?
松坂:この作品のベースラインとして、簡単にその人物を、いい人・悪い人と決着させることができるのは容易だけど、そういうことではないよねというメッセージを込めて作っているので、そこは非常に興味深かったです。視聴者の方にこうやってある種、石を投じてみるような作品でやりがいも感じました。自分が人や物や事柄に対して簡潔にしすぎているかもしれないなと気づいたきっかけにもなりました。
ーー簡潔にしすぎているかもしれないというと?
松坂:改めて第一印象だけでは片付けられないことはたくさんあるなと気づいたから、咀嚼する時間は必要なんだなと。情報がたくさんある中ですごい速さで答えが手に入りやすくなったからこそ、自分で物事とか人との向き合い方に対して考える時間が短縮されてるような気がするんです。その人のことを知りたいと思ったら、Wikipediaとか大抵のことは携帯電話で調べるとすぐに出てきますし。だからこそ、自分で物事を考えて判断するのが、大事だなとすごく思いました。
ーー「第一印象だけで分からない」と言われたら、すごく人間不信になっちゃうなと。
松坂:ありえますね。
ーーいろんな人と接していく中での松坂さん自身の人との向き合い方について教えてください。
松坂:やっぱり人や物事と向き合う時は、自分が信じているものが、最終的には気持ちを揺るがせることなく、進む原動力になり得るんだと思います。疑ってもキリがないし、自分の考え方を信じるというか、そこに左右されすぎるのもよくはないと思うんですけど。1番は信じる気持ちと、聞く力が大事なんじゃないかな。自分の気持ちだけを信じてやっていくと、たまに間違った方向に行ったりもするから、そこで誰かからの助言とかアドバイスを聞けるような力も必要になってくるんじゃないかなと思います。
■放送情報
ドラマスペシャル『微笑む人』
テレビ朝日系にて、3月1日(日)21:00〜放送
出演:松坂桃李、尾野真千子、生瀬勝久、福田転球、田中要次、阿部亮平、薬丸翔、佐藤乃莉、小久保寿人
原作:貫井徳郎『微笑む人』(実業之日本社文庫)
脚本:秦建日子
監督:落合正幸
制作著作:テレビ朝日
(c)テレビ朝日
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