永瀬正敏×窪田正孝×小西桜子『ファンシー』予告&新ビジュアル 温泉街で起きる抗争を描く

 2019年2月7日に公開となる映画『ファンシー』の予告編と新ビジュアルが公開された。

 本作は、連合赤軍をモデルにした『レッド』で文化庁メディア芸術祭漫画部門の優秀賞を受賞した漫画家・山本直樹による、1998年発行の『学校』に収録された異色の短編を映画化したもの。時が止まったかのような温泉街を舞台に、現実とファンタジーの狭間を揺らめく男女3人の関係性をスリリングに映し出す。

 町で彫師稼業を営む鷹巣明(永瀬正敏)は、昼間は郵便配達員として働き、町外れの白い家に住む若き詩人にファンレターを届けている。1日中サングラスをかけている謎めいた鷹巣と、ペンギン(窪田正孝)と呼ばれる浮世離れしたポエム作家はなぜかウマが合い、毎日たわいない雑談を交わしていた。そんなある日、ペンギンのもとに彼の熱狂的なファンである月夜の星(小西桜子)という女子が「妻になりたい」と押しかけてくる。折しも地元の町では、ヤクザの抗争など血生臭い出来事が続発。やがてニヒルで粗暴な鷹巣、ロマンティストで性的不能のペンギン、少女のように夢見がちな月夜の星が陥った奇妙な三角関係は、激しく危うげに捻れていくのだった。

 公開されたビジュアルでは、永瀬演じるミステリアスな郵便屋・鷹巣明と、窪田演じるロマンティストなポエム作家・ペンギンが手紙を読む様子が切り取られており、ペンギンが文通を交わす、月夜の星(小西桜子)の姿も確認できる。

映画『ファンシー』予告編

 予告編では、鷹巣明とペンギン、月夜の星のやり取りや、鷹巣のもとに刺青を入れにやってくる裏社会の男・新田(深水元喜)や鷹巣の勤務先の郵便局長で、風俗嬢を斡旋する射的屋でもある田中(田口トモロヲ)、鷹巣の後輩で、グチばかりこぼしているヤクザ組長二代目の国広(長谷川朝晴)らが抗争を繰り広げる様子も映し出されている。

■公開情報
『ファンシー』
2020年2月7日(金)テアトル新宿ほか全国順次公開
出演:永瀬正敏、窪田正孝、小西桜子、深水元基、長谷川朝晴、坂田聡、今奈良孝行、飯島大介、吉岡睦雄、澤真希、阿部英貴、ガンビーノ小林、つぼみ、尚玄、川口貴弘、榊󠄀英雄、佐藤江梨子、外波山文明、宇崎竜童、田口トモロヲ
原作:山本直樹
監督:廣田正興
脚本:今奈良孝行、廣田正興
製作:日本出版販売、バップ、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ
制作プロダクション:キリシマ1945
配給:日本出版販売
2019/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/102分
(c)2019「ファンシー」製作委員会
公式サイト:http://fancy-movie.com/

関連記事