伊藤健太郎×黒島結菜、『スカーレット』出演が待ちきれない! 『アシガール』コンビの2019年を振り返る

伊藤健太郎×黒島結菜、『スカーレット』出演が待ちきれない! 『アシガール』コンビの2019年を振り返る

 戸田恵梨香がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『スカーレット』に、黒島結菜と伊藤健太郎の『アシガール』(NHK総合)コンビが出演することが先日発表された。黒島は2020年1月上旬から、伊藤は2020年2月上旬からの登場となる。

 2人が演じるのは、それぞれに物語の後半を鮮やかに彩る重要な役どころ。黒島は結婚した喜美子(戸田恵梨香)の工房に弟子入りする松永三津という女性を演じる。連続テレビ小説初出演となる伊藤は、喜美子の長男という役柄だ。

 土曜時代ドラマ『アシガール』が放送されたのは2017年9月23日から12月16日なので、約2年前のことになる。脚力だけが取り柄の女子高生、速川唯(黒島結菜)が戦国時代にうっかりタイムスリップしてしまい、そこで若君(伊藤健太郎)に一目ぼれ。愛する若君を守るために足軽になって戦場を必死で駆け抜けるという、想像の上をいく可愛さと恋するパワーにあふれる作品だった。

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 爽やかな『アシガール』コンビをもっと見たい! と望む声も多く、2018年の年末に放送された続編『アシガールSP』にも胸きゅんシーンが数多くちりばめられていた。作品の中のキャラクターの成長と、俳優としての2人の成長を見守るような感覚がシンクロするようでもあるが、2019年は2人のそれぞれの活躍を存分に感じられる年になった。

 黒島は、現在放送中の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』(NHK総合)に金栗四三(中村勘九郎)の教え子・村田富江役で出演。誰に対しても頓着なく接してくる四三に最初は反発するも、四三の熱血指導がきっかけで槍投げやテニス、陸上などスポーツの楽しさに目覚めていく女学生を溌剌と演じていた。女子が男子と同じようにスポーツするだけで「嫁のもらい手がなくなる」と言われた時代に、自分のやりたいことを主張し、颯爽と走り抜ける姿がキラリと眩しく映った。

 『アシガール』のときはスパイクではなく草鞋、ユニフォームではなく足軽の扮装。山道を若君のために全力で疾走するシーンが印象的だった。『アシガール』でも『いだてん』でも、「女子とはこうあるべき」という可愛さの定義の小さな枠を堂々と突破した演技を披露してくれたと言えるだろう。凛とした佇まいには、芯の強さもしっかりとうかがえて、そのひたむきな姿には人の心を動かす力がある。

 2019年は『いだてん』のほか、『世にも奇妙な物語’19 雨の特別編』(フジテレビ系)の『さかさま少女のためのピアノソナタ』のヒロイン吉野八重役、『FLY! BOYS, FLY! 僕たち、CAはじめました』(カンテレ/フジテレビ系)のヒロイン高山つばさ役、現在放送中の『死役所』(テレビ東京系)の三樹ミチル役として出演。12月13日公開予定の周防正行監督最新作『カツベン!』では、主人公の初恋の相手で女優を夢見る栗原梅子を演じる。

 死者の世界を描くドラマ『死役所』の中で、女子大生の三樹ミチルは急性アルコール中毒で亡くなった設定。それぞれ訳ありの人生を送った結果この世を去った人たちが登場する作品の中において、黒島自身が持つ生命力の強さを感じずにはいられなかった。どんな過酷な状況においてもキラリと光る希望のような、そんな繊細な情熱を持つ女優。幅広い年代の人に愛される理由はそこにあるのかもしれない。

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