『まだ結婚できない男』“やっくんブログ”の正体が判明 吉田羊も一歩前へ踏み出す

 13年前に人気を博したドラマ『結婚できない男』の続編『まだ結婚できない男』(カンテレ・フジテレビ系)。前作から月日は流れ、時代は令和を迎えたが主人公の“結婚できない男”桑野信介(阿部寛)は現在53歳、相変わらず独身を貫いている。第6話「見た目で判断して悪いか!!」では、色んなわだかまりが解消する放送回となった。

 キーパーソンとして新たに登場するのが、弁護士を目指して勉強中のまどか(吉田羊)のいとこ・亮介(磯村勇斗)。まどかの事務所の手伝いのために長野から上京。しかし実は、同じく弁護士で、自分の事務所を継いでほしいと願うまどかの母から、彼女が地元に戻らない理由を探ってくるよう密命を受けていた。

 すっかり定番になった早紀(深川麻衣)宅での、まどか、有希江(稲森いずみ)の女子会。まどかが複雑な母親への感情を吐露しようとしたところに桑野が訪れる。女子会を「女子とは言えない年齢の女性が集う謎の集会」と揶揄し、憶測でまどかとその母親との関係について好き勝手言う桑野に、遂にまどかが怒り帰ってしまう。

 亮介を連れて有希江のカフェで自分の母娘関係について打ち明けようと決心したまどかだったが、またしてもそこには桑野が居合わせるのだ。父親を早くに亡くし、弁護士だった母親の事務所を継ぐことが自身の人生だと信じて疑わずがむしゃらだったまどかの若かりし日々。無事弁護士になると、今度は母親からお見合い結婚を勧められるが、薄々「自分の人生は母親の言いなりではないか」という疑問がもたげだしたという。「好きな人くらいは自分で見つけられる」ということを見せつけたかったこともありお見合いを断る。まどかの元恋人との珍エピソードも語られたが、ダメンズ好きな一面が見え隠れしていた。

 それを聞いた桑野は「東京での事務所運営は苦しく、結婚もできていない。長野に帰れば、母親の事務所の経営状況は順調、その人脈でお見合い相手だって探してくれるだろうに。実家に帰った方がいいのでは?」と淡々と提案し、周囲をざわつかせる。

 ムッとしたかに見えたまどかだったが、後で「悔しいのは桑野さんが言うことが正しいからよ」と漏らす。また自身の強みである「客観視できる点」が恋愛においてはネックになっていることも自覚しているようだ。

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