戸田恵梨香×大島優子×林遣都、絶妙な幼馴染の関係性 『スカーレット』動き出した陶芸家への道

 ついに陶芸家への道を歩み始めた喜美子。同時に、第6週では照子(大島優子)、信作(林遣都)との久々の再会も果たしている。第36回では伊賀の祖母が亡くなり過去の自分を葬った“信様”こと信作、京都の短大への進学が決まっている照子、そして喜美子が丸熊陶業で揃い踏みとなる。

 毎朝、女子生徒から黄色い歓声を浴びる信作は、スーツに袖を通し意気揚々と2人の前に現れるが、“信様”としての魅力は喜美子と照子には伝わらない。照子と信作は、相変わらず友達がいないことで言い争いに。飴が酸っぱいというくだらない理由で再び喧嘩をしだす2人を仲裁する喜美子。仲の良い3人の関係性はあの頃から何も変わっていない。3人の絶妙なやり取りを観ているだけで思わず笑みがこぼれてしまう。

 喜美子が、絵付けがやりたいと照子に頼むシーンでは、照子のニヤニヤが炸裂。滅多にない喜美子からのお願いとあり、途中から照子のにやけは止まらず、喜美子からの抱擁に「気分ええなぁ。ギュー仕返しや」と第2週の柔道場以来の“ギュー”となった。

 第7週「弟子にしてください!」では、喜美子の絵付け師としての修行がスタート。しかし、常治(北村一輝)は喜美子に結婚相手を見つけようと探し始めていた。予告では、信作に恋人らしき相手が。そして、信楽に雑誌記者となったちや子(水野美紀)が現れる。独り立ちを果たした喜美子の土台を作ったのは、荒木荘の人々。ついに動き出した陶芸家としての道と並行して、信楽にいる喜美子と荒木荘がどのように関わっていくのかも、今後楽しみにしたいポイントだ。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

■放送情報
NHK連続テレビ小説『スカーレット』
NHK総合にて、2019年9月30日(月)〜2020年3月放送予定
出演:戸田恵梨香、北村一輝、富田靖子、桜庭ななみ、福田麻由子、佐藤隆太、大島優子、林遣都、財前直見、マギー
水野美紀、溝端淳平、木本武宏、羽野晶紀、三林京子、西川貴教、松下洸平、イッセー尾形 ほか
脚本:水橋文美江
制作統括:内田ゆき
プロデューサー:長谷知記、葛西勇也
演出:中島由貴、佐藤譲、鈴木航ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/scarlet/

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