『水と砂糖のように』予告編公開 ウディ・アレンらがカルロ・ディ・パルマの功績を語る

 11月30日に公開となる『水と砂糖のように』より、予告編が公開された。

 本作は、イタリアの撮影監督カルロ・ディ・パルマについてのドキュメンタリー映画。映画史上の功績を讃え、ヨーロッパ映画賞撮影賞では「カルロ・ディ・パルマ賞」と自身の名前が付けられているディ・パルマのキャリアは、ルキノ・ヴィスコンティの初監督作『郵便配達は二度ベルを鳴らす』に参加した15歳から始まり、第二次世界大戦後の映画を革新したネオレアリズモとともに開花。モノクロからカラーに移行する中で、ミケランジェロ・アントニオーニとともに『欲望』『赤い砂漠』を生み出し、長きにわたるウディ・アレンの撮影監督として、『ハンナとその姉妹』などに携わった。

 公開された予告編は、ディ・パルマが参加した数々の作品のシーンが挿入され、ケン・ローチ監督、ヴィム・ヴェンダース監督、ベルナルド・ベルトルッチ監督をはじめとした総勢11名のディ・パルマをよく知る映画人のコメントで構成されている。

『水と砂糖のように』予告編

■公開情報
『水と砂糖のように』
11月30日(土)東京都写真美術館ホールほかにて全国順次公開
監督・脚本:ファリボルズ・カムカリ
プロデューサー:アドリアナ・キエサ 
出演:ケン・ローチ、ヴィム・ヴェンダース、ベルナルド・ベルトルッチ、ウッディ・アレンほか
配給:オンリー・ハーツ
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
推薦:日本映画撮影監督協会
2016年/イタリア/90分/1:1.78/字幕:岡本太郎
(c)2016 ACEK s.r.l
公式サイト:http://mizusato.onlyhearts.co.jp/

関連記事