波瑠&成田凌、遊川和彦監督第2作『弥生、三月』でW主演に 杉咲花、岡田健史らも出演

 波瑠と成田凌がW主演を務める、脚本家・遊川和彦の監督第2作『弥生、三月 -君を愛した30年-』が、2020年3月20日に公開されることが決定した。

 『家政婦のミタ』『過保護のカホコ』、そして現在放送中の『同期のサクラ』(全て日本テレビ系)など、多くのドラマを生み出してきた遊川が脚本・監督を務める本作は、“30年間に及ぶ3月のある1日”を舞台に、昭和~平成~令和と時代を跨ぎ、運命に翻弄されながら、それでも愛を紡いでいく、2人の半生を描いた物語。

 主人公の女性・結城弥生を演じるのは波瑠。これまでも数多くの映画・ドラマの話題作に出演。近年では『あさが来た』(NHK総合)、『あなたのことはそれほど』(TBS系)、映画『コーヒーが冷めないうちに』、そして現在TBS系列で放送中の『G線上のあなたと私』など、数多くの作品に出演。正しいことにまっすぐ突き進み、強い信念を持つ女性を演じる。

 もう一人の主人公・山田太郎、通称サンタを演じるのは成田。映画『飛べないコトリとメリーゴーランド』(2015年)で映画初出演。そして大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)などに出演し話題となり、成田がメインキャストを演じた映画『愛がなんだ』(2019年)は、公開館数74館での公開にも関わらず、異例のロングランヒットを記録。今年の12月には映画初主演となる『カツベン!』が公開される。本作では、周りに流される弱さを抱えつつも、大切な人・弥生を、人生かけて支えていく男性を演じる。なお、波瑠と成田は映画・ドラマを通して今回が初共演となる。

 さらに、弥生と太郎の親友で、病気が原因で若くして命を落とす高校生・渡辺サクラ役で杉咲花、太郎と深く関係のある青年・あゆむ役で、自身のキャリアにおいて映画の出演は今回が初となる岡田健史、人格者で弥生の配偶者となるが、ある事故に巻き込まれる男・白井卓磨役で小澤征悦、悩む二人にいつも手を差し伸べてくれる、太郎の母・山田真理亜役で黒木瞳が出演する。

コメント一覧

遊川和彦(脚本・監督)

波瑠さんと成田凌さんが、ふたりの男女の10代から50代までを演じきり、
壮大な物語の中で30年間を一生懸命必死に生きています。
波瑠さん演じる弥生が、30年で積み重ねた、意志の強さ、爽やかさ、聡明さが、観ている僕たちの心に熱く訴えかけてくる、そんな良い表情で演じてくれています。
成田さん演じる太郎は、生きていく上での苦悩や自分に対しての怒りを抱えつつも、明るく常に変わらないでいようとする心境を丁寧に演じてくれて、その細かい表現が作品にとても深みを与えています。
三月は、1年毎に桜が咲き、そして散っていく。まるで人生のような、ドラマチックな季節です。人生は基本的には辛くて、堪えないといけないものです。
変わっていくものもあり、どう変わらないでいられるか。
その答えに悩んでいる人たちを肯定してあげられる映画になれば嬉しいです。

波瑠(結城弥生役)

実はオファーを受けるかどうか迷っていました。
脚本はとても読み応えもあり面白かったのですが、
私がこの作品を背負える自信がありませんでした。
そんな迷いのなかで遊川さんにお会いした際、
監督の熱い想いに心を動かされ、私は弥生を演じることを決めました。
成田さんは柔らかい雰囲気を持った男性でした。
とても人懐っこく、憎めない愛嬌のあるサンタ(太郎)に合っていたように思います。
流れる時間の中で変わっていく部分と変わらない根っこの部分を弥生で表現できれば、という想いで演じさせてもらいました。

成田凌(山田太郎役)

3月1日から3月31日までの話です。
16歳から50歳までの話です。
男女二人の、人生の話です。
純粋でいる事、素直である事、強くある事、色々な事を弥生から学びました。
遊川監督、波瑠さんはじめ、素敵なスタッフ、キャストと、丁寧につくりました「弥生、三月」。
ご期待下さい。

■公開情報
『弥生、三月 -君を愛した30年-』
2020年3月20日(金)全国東宝系にて公開
脚本・監督:遊川和彦
出演:波瑠、成田凌、杉咲花、岡田健史、小澤征悦、黒木瞳
製作:電通、東宝
配給:東宝
(c)2020「弥生、三月」製作委員会

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