岩田剛典が語る、『シャーロック』で挑む新たなワトソン像 「脚本から湧くイメージを働かせて」

「ワトソンはしっかり地に足ついた人間」

ーー世界中で映像化されている『シャーロック・ホームズ』ですが、今作ならではの見どころを教えてください。

岩田:今回「アントールド・ストーリーズ」とサブタイトルがついており、原作では深く語られていない事件やキーワードに着想を得て今回のストーリーが作られています。ただ、舞台は令和の東京なので、大筋は原作をリスペクトしつつも、井上(由美子)さんがディティールの部分をオリジナルで描き上げていて、すごく見応えがある骨太な作品です。題材はヘビーで今の時代だからこそ起きてしまうような事件を取り扱っているので、それをあまり辛気臭くならずに、しっかりエンターテインメントにする味付けを西谷(弘)監督が考えてくださっていて、だからすごくいいバランスで様々な要素が入っているドラマになるんじゃないのかなと思っています。

ーー岩田さんご自身はシャーロックとワトソンどちらがご自身に近いと思いますか?

岩田:ワトソンだと思います。シャーロックは常人では理解できないある種超越した存在だと思いますけれど、ワトソンはしっかり地に足ついた人間なので。どっちも人間味がありますが、ワトソンの方が共感できる部分は多いかな。きっと視聴者の方のほとんどがそうだと思いますよ(笑)。

(取材・文=安田周平)

■放送情報
『シャーロック』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00~21:54
第2話 10月14日(月)は21:00~22:09放送(15分拡大)
出演:ディーン・フジオカ、岩田剛典、山田真歩、ゆうたろう、佐々木蔵之介ほか
原作:アーサー・コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ』シリーズ
脚本:井上由美子
プロデュース:太田大
演出:西谷弘、野田悠介、永山耕三
制作・著作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/sherlock/

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