優しいお姉さんが妹を救うため暴走 CG・スタントなしアクション『聖女 Mad Sister』公開へ

 2019年の正月に本国韓国500館以上で公開され話題となった映画『聖女 Mad Sister』が、11月15日よりシネマート新宿と心斎橋で行われる「のむらコレクション」で上映されることが決定し、予告編とポスタービジュアルが公開された。

 本作は、か弱い妹がさらわれ、元警護人で過剰防衛により刑に服していた姉が立ち上がるバイオレンス・アクション。近年『悪女/AKUJO』や『The Witch/魔女』などのヒロインアクションを生み出した韓国映画から、CGなし、スタントなし、全てをリアルに撮りあげることを追求した作品が誕生した。

 元警護員で過剰防衛により服役していた女格闘家・イネは刑期を終え、妹ウネの元へ戻ってくる。妹ウネは18歳の高校生だが、精神年齢は10歳。やっと普通な暮らしができると思っていた矢先、妹が学校から戻らない。イネは警察に届出、学校にも問い合わせるが誰も真剣に取り合ってくれない。絶望したイネは自分自身で捜索を始める。手がかりを辿るうち、ウネの過去が明かされていき、後戻りできなくなっていく。イネは妹を捜し出し、妹を傷つけた奴らへの復讐劇を始める。

 主演には、ボクシング韓国代表を務めた異色の経歴を持つ女優、イ・シヨンが抜擢。全てのアクションを代役なしで演じ切った。ドラマ『トッケビ』や『ロボットじゃない~君に夢中!~』で注目を集める新鋭女優パク・セワンが、障害を抱える妹という難役を演じ、『秘密の森』『神と共に』のイ・ジュニョクらが脇を固めている。

 公開されたポスターは、イ・シヨン扮する“お姉さん”がハンマーを持つインパクトあるビジュアルに、「優しいお姉さんが、暴走する」とコピーが添えられている。

『聖女 Mad Sister』予告編

 あわせて公開された予告編では、イネが妹のウネを救うために暴れまわる姿が映し出されている。

■公開情報
『聖女 Mad Sister』
11月15日(金)よりシネマート新宿にて開催「のむコレ」ほか順次公開
出演:イ・シヨン、イ・ジュニョク、パク・セワン
監督:イム・ギョンテク
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
2019年/韓国/94分/英題:No Mercy/PG12
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