抜群の歌唱力は過去作でも 『ロケットマン』タロン・エジャトンについて知りたい9つのコト
4. アニメ好き⁉
『SING/シング』でゴリラのジョニー役の声優を務めた(エルトン・ジョンの『I’m Still Standing』を歌うシーンも!)タロンは、小さな頃、ディズニーアニメの『バンビ』(1942年)を観て以来、アニメの虜になったそうだ。学生の頃は絵やアートにハマっており、もし俳優になっていなかったなら、アニメーションに関わる仕事をしていただろうという。
現在NHK BS4Kで放映中の『ムーミン谷のなかまたち』で英語版のムーミンの声も担当しているし、ただ今配信中のNetflixオリジナルシリーズ『ダーククリスタル:エイジ・オブ・レジスタンス』、先日のベネチア国際映画祭でお目見えしたアニメ―ションのVR映画『グリンプス(原題)』や『SING/シング』の続編(2021年全米公開予定)など、アニメ映画に意欲的に出演しているところを見ると本当にアニメが好きなのだろう。
5. かなりのガッツの持ち主!
『キングスマン』のオーディションは5週間もの気が遠くなる長いプロセスだったという。しかしこの間、オーディションとは別に5回以上、監督やスタッフに会いに行っていたタロン。なんでも自分がエグジー役に最適だと説得していたのだとか!
無事オーディションに合格したときはビールとピザでお祝いしたという庶民派だが、次の日には映画のアクションシーンに備えて、ジムでトレーニング開始したそう。やはり、かなりのガッツの持ち主だ。
6. ヒュー・ジャックマンとデュエット⁉
『ロケットマン』のデクスター・フレッチャーが監督し、タロンが実在のスキージャンパー、マイケル・エドワーズを演じ、ヒュー・ジャックマンがコーチ役を演じた『イーグル・ジャンプ』のサウンドトラックで、タロンが「Thrill Me」という曲をヒューと一緒に歌っているのを知っているだろうか?
タロンがメインボーカルを、ヒューがバックコーラスを務めたこの曲は、イギリスのバンド「OMD」のアンディ・マックラスキーと90年代に一世風靡したボーイポップグループ「テイク・ザット」のゲイリー・バーロウが作った曲らしさ満載で、懐かしい80年代シンセポップ調のサウンドだ。タロンの歌声はのびやかで素晴らしく、80年代の世界観に違和感なく溶け込んでいる。エルトン・ジョンの曲とは一味違う彼の美声を味わってほしい。(※2)