『なつぞら』でベビーブーム! 広瀬すず、福地桃子、北乃きいに宿る新しい命

 ついこの前まで、十勝の大平原を無邪気に走り回っていたはずのなつ(広瀬すず)が、そのお腹に、夫・坂場一久(中川大志)との子どもを宿した。産休に入り、自宅にて穏やかに過ごしていたところ、お腹に痛みが走る。そんな不安時に、故郷より母・富士子(松嶋菜々子)が訪ねてきたのである。

 連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合)第124話では、富士子に続き、なつの父・剛男(藤木直人)と、祖父・泰樹(草刈正雄)もが顔を見せる。出産間近のなつに、会いにきたのだ。

 お腹が大きくなっても、ギリギリまでアニメーターとしての職務を全うしていたなつ。だが、もうさすがに産休に入り、丸く優しくなった夫のもとで、身体をいたわっていたところである。しかし二人にとっては初めての子どもで、急に妻が痛みを訴えたならば、一久としてはアタフタするよりほかない。そこへ富士子の登場である。まさに救いの女神の登場だ。彼女に続いて剛男と泰樹もやってくるが、彼らもまた一久と同様にアタフタするばかり。落ち着いて対応する富士子とは違い、剛男自身も「こんなとき男は、慌てるばかりだ 」と口にしており、なんとも可笑しい場面である。これはどうやら本当の陣痛ではなかったようだ。

 その後は、婿と姑によるお料理。なかなかお目にかかれない組み合わせによる光景だが、ごくごく自然な親子関係に、これまた何とも微笑ましい気分になってくる。みんなの囲む食卓には、泰樹の持参した「牛乳豆腐」も並び、幸せな空気が満ちていた。そんな中、富士子が、夕見子(福地桃子)が雪次郎(山田裕貴)との子どもを妊娠したことを告白。なつと夕見子の関係と同じように、その子らもまた、同い年らしい。

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