『インハンド』山下智久×濱田岳は“昭和の良き夫婦”? 「朝ドラ的要素がある」

 また、『インハンド』の劇中には、様々な動物が登場する。記者から動物についてのエピソードを聞かれると、山下はイグアナとのエピソードを挙げた。

 はじめはイグアナの登場に戸惑ったと明かした山下。「だんだん回を追うごとに、僕のことをイグアナが覚えているんですね。視覚的に覚えるみたいなんです。僕、白衣を着てるので、『あ! 白衣着てるヤツだ』って思うと、ちょっと『撫でろ』っていう顔をするんです。で、撫でてあげると気持ちよさそうな顔をする。なんだかとても愛着が湧いてしまい、爬虫類もいけるようになりました」とイグアナへの愛情を明かした。

 一方の濱田は犬を挙げ、「俳優として勉強になるというか。おやつをもらえればなんでもするんですね。でもおやつをもらえないとやらないんです」と、まるで外国の俳優のようなスタンスが勉強になると感慨深げに語った。

 また、濱田から「生き物といえば菜々緒さんです」と振られた菜々緒は、爬虫類系も昆虫系もイケると明かした。「私さそり座なので、一度触ってみたかった」とサソリに触れたこと、「3人の掛け合いがあるときは爬虫類の方に行って、私は爬虫類と戯れてます」と、撮影現場で動物との交流を盛んに行っていることを告白。

 また、会見の最後には、濱田と菜々緒から大きなケーキのサプライズ。この日は山下の34歳の誕生日でもあったのだ。菜々緒が「この場のみんなを代表して、生まれてきてくれてありがとうございます!」とファンの気持ちを代弁したお祝いの言葉を寄せると、会場からは悲鳴のような歓声と拍手が上がった。また、会場から一斉に「おめでとう!」の言葉のプレゼントに、「恥ずかしいよ」と照れた様子の山下。

 最後に山下は、「久々にTBSのドラマをやらせていただきましたが、改めてスタッフを含めたみなさんがすごく情熱を持ってこの作品に取り組んでおります。みんな泥んこになって走り回って、寝る時間も削って、一生懸命この作品に情熱を注いでいる。観てくれた方が救われるような、『あ、こういう考え方もあるんだ』、『ちょっと心が軽くなった』という風に思える、ヒューマンサイエンスミステリードラマになっておりますので、ぜひみなさん金曜よる10時『インハンド』観ていただければと思います。どうぞよろしくお願いします」と締めくくった。

(取材・文=柚月裕実)

■放送情報
金曜ドラマ『インハンド』TBS系にて、4月12日(金)スタート
毎週金曜22:00〜22:54放送
出演:山下智久、濱田岳、菜々緒
原作:朱戸アオ『インハンド』(講談社『イブニング』連載中)
脚本:吉田康弘、田辺茂範、福田哲平
プロデューサー:浅野敦也(TBSスパークル)、佐藤敦司(TBSスパークル)
演出:平野俊一、岡本伸吾、青山貴洋
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/inhand/

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