『アナベル』のペレズ神父が“ヨローナ”の真相を語る 『ラ・ヨローナ~泣く女~』本編映像公開

 5月10日に公開されるジェームズ・ワン製作映画『ラ・ヨローナ~泣く女~』より、本編映像が公開された。

 本作は、『死霊館』ユニバースの産みの親であるワンが、伝説の怪談『ラ・ヨローナ』を映画化したホラー。ヨローナとは古くから中南米に伝わる呪われた存在で、かつて愛する夫が浮気をしたことにより、嫉妬に狂い、夫が世界で一番愛する我が子を溺死させてしまった女。その後悔から彼女は嘆き苦しみ、遂には正気を失って自ら川に身を投げ、呪いとなってこの世を彷徨っている。ヨローナの涙は今も枯れることはなく、彼女は水のあるところに現れる。

 メガホンを取ったのは、ワンによって『死霊館』第3弾の監督を任され、彼が「彼は不気味で本当に怖い人物」と語る新鋭マイケル・チャベス。さらに、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の脚本を務めたゲイリー・ドーベルマンがワンとともに製作に名を連ねる。主演のソーシャルワーカーの女性アンナを『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『グリーンブック』のリンダ・カデリーニが務め、彼女が助けを求めるペレズ神父を『アナべル 死霊館の人形』のトニー・アメンドーラが演じる。 

『ラ・ヨローナ ~泣く女~』神父が語るヨローナ伝説

 今回公開された本編映像は、アンナが助けを求めて訪れた、過去に恐るべき人形を目の当たりにしたペレズ神父の口から、ヨローナの正体が語られる場面から始まる。「彼女は美人だった。メキシコでも指折りの美女として知られていた。ある日、ハンサムな牧場主が、彼女の住む村にやってきたんだ。二人はひと目で恋に落ちた」という神父の話にあわせて、在りし日の美女・ヨローナと熱い口づけを交わす伯爵の回想が描かれる。「2人の子宝にも恵まれた。だが幸せもつかの間、あろうことか夫が若い女と浮気した」「仕返しに夫の宝を奪った。子供たちを殺したんだ……。嫉妬に狂って川で溺死させた。我に返った彼女は犯した罪に愕然とし、溺死させた同じ川で自ら命を絶った……。”泣く女”は亡くした子の身代わりをさらいに来ると言う伝説だ」とヨローナの伝説を明らかにし、アンナは「ただの伝説?」と聞くが「言い切れない……」と神父が返す場面も確認できる。

■公開情報
『ラ・ヨローナ~泣く女~』
5月10日(金)全国公開
監督:マイケル・チャベス
製作:ジェームズ・ワン、ゲイリー・ドーベルマン
出演:リンダ・カデリーニ、、レイモンド・クルツ、パトリシア・ベラスケス、ショーン・パトリック・トーマス、ジェイニー=リン・キンチェン、ローマン・クリストウほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
2018年/アメリカ/カラー/デジタル/英語/原題:The Course of La Llorona
(c)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
公式サイト:lloronamovie.jp

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