『ダンボ』はサーカス3部作最終章? ティム・バートンと4度目タッグのD・デヴィートが明かす

 3月29日公開の映画『ダンボ』でティム・バートン監督と4度目のタッグを組んだとダニー・デヴィートが、自身の役どころについてコメントした。

 ディズニーとバートン監督が、国や世代を超えて愛され続ける名作を実写映画化する本作は、“大きすぎる耳”というコンプレックスを翼に変えて空を飛ぶ子象ダンボが、サーカス団の家族と共に、金儲けを企む者によって引き離された母象の救出劇に挑むファンタジー・アドベンチャー。

 『シザーハンズ』『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などで強い個性を持つキャラクターたちの成長を描いてきたバートン監督は、「(『ダンボ』が)お気に入りのディズニー・アニメーション」と語っている。深い思い入れを抱く作品を製作するため、バートン監督は最も信頼するキャストを揃えた。なかでも、ダンボやホルトが所属する経営悪化に苦しむサーカス団の団長メディチを演じるデヴィートは、本作でバートン監督と4度目のタッグとなる。実は、バートン監督とタッグを組んだ4作中3作において、デヴィートはサーカス団の団長役を演じていると言い、「『バットマン・リターンズ』では、サーカスのギャング団を率いていて、『ビッグ・フィッシュ』でも、サーカス団の団長で、狼男の役を演じた。今回は、ダンボが生まれたサーカス団の団長役というわけだ。『ダンボ』は、<サーカス3部作の最終章>なんだ」とバートン監督お気に入りのデヴィートが演じるサーカス団長は、本作で見納めだと言わんばかりに明かす。

 デヴィートは、サーカス団の団長役の集大成として自身が演じるメディチについて、「ティムの映画に登場するキャラクターはいつも二面性を持っているんだ。実は、メディチにも二面性があって、彼は、ホルトの留守中に子供たちの面倒をみているし、サーカスのメンバーを家族のように想っている。でも、ヴァンデヴァーという邪悪なキャラクターが登場したことで、そのやり方ができなくなってしまうんだ」と、物語が進行するにつれ違った顔を覗かせてくると明かす。ヴァンデヴァーは、バートン監督とのタッグが3度目となるマイケル・キートンが演じている。そして、デヴィートもキートンとは『バットマン・リターンズ』以降3度目の共演だといい「マイケルとの久しぶりの共演は、楽しかった。クールだったよ」と、約27年ぶりとなる旧友との共演を振り返った。

■公開情報
『ダンボ』
3月29日(金)全国公開
監督:ティム・バートン
出演:コリン・ファレル、エヴァ・グリーン、マイケル・キートンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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