福山雅治、バカリズムから「社交辞令とかない人」と絶賛 日テレ朝ドラマ『生田家の朝』会見レポ

 連続テレビ小説『カーネーション』(NHK総合)で主演を務めた尾野は「“朝ドラ”っていうから、ケンカ売ってるのかなって(笑)。どんな感じになるのかな不安だったんですけど、バカリさんの台本は面白いし、童話みたいなもので、きっと『ふふ』ってなる想像できた」と本心を吐露し、気になる“朝ドラ”被りに言及。自身を“死神”と例え今回の“朝ドラマ”へのオファーに戸惑いを感じたというユースケは「基本爽やかさがない僕ですけど、そこは真千子ちゃんの明るさと、子どもたちの屈託のないナチュラルさが、俺の陰な感じを隠してくれる。僕の深夜の香りがあるとエッセンスとして面白くなると思うので、そこは成功してると思う」と生田家の一体感がドラマのポイントにあると述べた。

 生田家の子どもたちを演じる関谷瑠紀、鳥越壮真の2人はオーディションによって選ばれた期待の子役。2人とも、あどけない笑顔を浮かべながら、明るく楽しい現場であったことを伝えていた。鳥越はとにかくバカリズムの脚本を絶賛しているらしく、「全然関係ないところでも小ちゃい声で『本当に面白かったよ』って(笑)」と、愛らしいエピソードが明かされた。

 主題歌「いってらっしゃい」について、福山は「何気ない毎日を面白く描いてるという話になっているんですけども、これってなんなのかなと。毎日同じように朝がやってきて、繰り返されていることが、実はとても大切で、それこそが幸せで平和だってことがメッセージであり、この朝ドラのテーマなのかなと。生田家を支える、ずっと幸せにしている人は誰なんだといったら、“ママ”じゃないかと思って、ママ目線の曲にしたんですよ」と明かす。すると、満面の笑みを浮かべ嬉しそうにしている尾野を横目にユースケは「本気で喜んじゃって。真千子がテーマじゃなくて、早苗がテーマ」と強調すると、福山が「真千子は早苗として生きてるから」とフォロー。その言葉に尾野は「ねー、そう。真千子だよね。誰もが夢ですよ。自分のことが題材になるなんて。福山さんの中で早苗が真千子になってるんだから」と身を乗り出しながら力説し、バカリズムから“福山ファン”とツッコミを受けながらもデレデレっぷりを披露していた。

 会見の最後にはあらためて福山が「このメンバーで新しいチャレンジをさせていただいております。本当に素敵なものになったと思っています。晴れたり曇ったり雨が降ったり、いろんなことがあるんですけど、それでも毎日、朝起きて、今日このドラマを観て1日今日も頑張ろうと思えるような作品です。毎日いい1日にしようと前向きな気持ちになってもらえる作品になればと思っています」と、視聴者へメッセージを送った。

(取材・文=渡辺彰浩)

■放送情報
『生田家の朝』
日本テレビ系にて。12月10日(月)放送スタート
『ZIP!』内 月曜~金曜7:50頃~全13回放送
出演:ユースケ・サンタマリア、尾野真千子、関谷瑠紀、鳥越壮真
企画プロデュース・主題歌:福山雅治
脚本:バカリズム
演出:狩山俊輔
チーフプロデューサー:池田健司
プロデューサー:小田玲奈、森雅弘、鈴木香織(AXON)
制作協力: AXON
製作著作: 日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/asadora/

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