橋本愛、門脇麦、成田凌が共演 監督・廣木隆一で山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』映画化決定
作家・山内マリコの著書『ここは退屈迎えに来て』が、廣木隆一監督、橋本愛主演で映画化されることが決定した。
2012年に小説が発売されるや紀伊國屋書店スタッフによる「キノベス!2013」にランクインし、“ファスト風土”小説としてネット上でも話題となった山内マリコ著『ここは退屈迎えに来て』。何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく地元に戻り、高校生の頃の憧れ“椎名くん”に思いを馳せる27歳の“私”と、元彼“椎名”を忘れられない“あたし”が、椎名を求める心模様を描く。
主人公“私”を映画『美しい星』の橋本愛、“あたし”をドラマ『トドメの接吻』(日本テレビ系)の門脇麦、“椎名”を朝ドラ『わろてんか』(NHK総合)の成田凌が演じる。
映画化決定にあわせて、橋本、門脇、成田、原作者の山内、廣木監督より、下記のコメントが寄せられた。
コメント一覧
橋本愛
原作を10代の時にお風呂で読んで、ああ好きだなあと思って、好きな小説の映像化に関われたのはとても幸せなことでした。以前から廣木監督の現場にも興味があったので、ダブルで夢叶って嬉しかったです。田舎の景色や帰郷した時の思いとか、体が知ってることが多かったから地方出身で良かったと思いました。御縁の塊のような作品に携われて最高です。早く観たいです!
門脇麦
誰かに強く憧れて自分を認められなかったり、誰かに固執することでしか自分の存在意義を見いだせなかったり。歳を重ねるにつれて削がれていくであろう苦しくて退屈な時間もいつかは愛おしく感じられるのかな、そんな風に思える瑞々しい作品になるのではないかと思いました。廣木さん、そしてやっと橋本愛ちゃんとご一緒出来たことがとても嬉しいです。完成を観られるのを楽しみにしています。
成田凌
一歩先にいるのか後ろにいるのか、存在したのかしなかったのか、どこか愛せるようで愛せない、椎名役を演じました。
富山の地に力を借り、廣木監督をはじめスタッフや共演者の力を借り、美しい青春と草臥れた白秋の日々を過ごさせていただきました。美しい映像と混沌とした感情の中のどこかにあったであろう愛を探す人間たちの物語です。
山内マリコ
青春のすべてを注いだデビュー作が映画化されるなんて感無量です(しかもオール富山ロケ!)。出演者決定しました~と担当編集さんから聞き、その顔ぶれを見た日の喜びは忘れられません。橋本愛ちゃんと門脇麦さん、そしてななな、成田凌!? 最高のキャスティングに震えました。本当に公開が待ち遠しいです。公開に合わせて写真集とか出してほしいです。
廣木隆一監督
ありふれた日本のどこかの風景の中、ありふれた会話。退屈きわまりない日常、でもそこにいる者たちにとってはとても特別で刺激的な時間が流れてる。今を生きる事は決して楽しい事ではないかも知れない。自分の人生が今、どの辺なのかも。もがきながらハートを揺り動かしてくれるキャストと富山の町を走りぬけた映画です!!!!
■公開情報
『ここは退屈迎えに来て』
2018年秋全国公開
出演:橋本愛、門脇麦、成田凌
監督:廣木隆一
脚本:櫻井智也
原作:山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎文庫)
配給:KADOKAWA
(c)2018「ここは退屈迎えに来て」製作委員会
公式サイト:taikutsu.jp