北原里英が語る、『サニー/32』の過酷な撮影とNGT48卒業 「卒業後とかではなく、今が大事」
「主演を支える脇役になりたい」
ーー以前インタビューをさせていただいた際、「2番手3番手で輝く名脇役としていろんな作品に出演することが目標です」と発言されていましたが、今回の経験を通して、その意識に変化はありましたか?
北原:確かに少し変わったかもしれません。もともと1番になりたいとかセンターになりたいと前に出るタイプではなかったのですが、今回主演をやらせていただいて、実は周りの方々にものすごく助けていただいたことに気付きました。私が主演を完走することができたのは、瀧さんやリリーさん、門脇さんをはじめとする共演者の方々に助けていただいたことが大きかったので、ますます主演を支える脇役になりたいという気持ちが強くなりました。自分が主演をやってみて改めて主演以外のポジションの大事さが分かったので、その意識は強まった気がします。
ーー今春にはNGT48の卒業が控えており、この作品が北原さんの女優としての新たなスタートとなる作品にもなりますね。
北原:私の中でもこの作品をもって卒業したいなという気持ちが強くあって、タイミング的にも運命を感じます。人生を代表する1本となったので、今後はこの作品を超えられるように頑張っていかなければいけません。今まではAKB48グループのメンバーの中で様々なことを経験させていただきましたし、演じてきた役柄もちょっと印象的な役柄が多かったので、先ほどの脇役の話にも通じるのですが、今後は“主人公の友人”とか“主人公の妹”のような、“普通の女の子”の役も演じられるようになっていきたいなと思います。
ーーAKB48グループを卒業したメンバーには女優として活躍している方もたくさんいますが、意識することはありますか?
北原:昔は自分の卒業後のことが不安だったし、先輩たちを見て羨ましく思ったり悔しく思ったりすることもあったほど、めちゃくちゃ意識していました。でも今は逆にフラットな気持ちで見ることができるようになったんです。ずっと卒業後が勝負だと思っていましたから。
ーーその意識が変わったということですね。
北原:NGT48に移籍したことによって変わりました。NGT48では自分の中でずっと勝負をしてきたので、卒業後とかではなく、今が大事だと。現時点では卒業後のことはまだ全く見えていませんが、それが楽しくもあり、楽しみでもあります。NGT48のおかげでそういった心の余裕ができました。私はもともと予定がないと不安になってしまうタイプだったので、自分の中ではとても大きな進歩です。
(取材・文・写真=宮川翔)
■公開情報
『サニー/32』
全国公開中
出演:北原里英、ピエール瀧、門脇麦、リリー・フランキー、駿河太郎、音尾琢真(特別出演)、山崎銀之丞、カトウシンスケ、奥村佳恵、大津尋葵、加部亜門、松永拓野、蔵下穂波、蒼波純
スーパーバイザー:秋元康
脚本:高橋泉
音楽:牛尾憲輔
監督:白石和彌
主題歌:「pray」牛尾憲輔+田渕ひさ子
企画・製作幹事:日活
製作:日活・東映ビデオ・ポニーキャニオン
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
配給:日活
協力:新潟県フィルム・コミッション協議会・長岡フィルムコミッション
(c)2018『サニー/32』製作委員会
公式サイト:http://movie-32.jp/
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